ガイドコメント
2005年9月にデビュー10周年を迎えるBONNIE PINKの初のフル・カヴァー・アルバム。彼女の音楽的ルーツである楽曲を、洋邦問わず交流のある豪華アーティストたちとフリーにコラボレートした話題作だ。
収録曲
01Ordinary Angels (with Tore Johansson)
オーストラリアのバンドFrente! の曲のカヴァー。久しぶりにタッグを組んだトーレ・ヨハンソンの手腕により、アコースティックを基調とした原曲が爽快なスウェディッシュ・ポップに生まれ変わっている。
02Perfect (with mito & おおはた雄一)
90年に解散した、エディ・リーダー率いるフェアグラウンド・アトラクションのカヴァーで、クラムボンのミトと共演した曲。アコースティックな音とカントリー風のメロディに心が癒される。
03Manic Monday (with Yuka Honda)
チボ・マットの本田ゆかとコンビを組んでの、バングルスの名曲のカヴァー。エレクトロニカとアコースティック・ギターの音色が溶け合った美しい曲に仕上がっている。ガーリィな魅力が全開になるコーラス部分もグッド!
04Got Me A Feeling (with DJ Mitsu the Beats、平井堅)
DJ Mitsu the beatsに平井堅という異色の組み合わせが参加したことでも話題となった、Misty Oldlandによる名曲のカヴァー。彼女による日本語の歌詞が曲のイメージに良く合っている。
05The Origin of Love (with HONESTY)
大ヒットした映画『ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ』劇中曲のカヴァーで、會田茂一と高桑圭の二人が全面的に参加。いかにも會田茂一らしいギターの音色が、曲にグッと深みを与えている。
06Don't Get Me Wrong (with The Miceteeth)
プリテンダーズの名曲を、総勢11人の大所帯バンドMiceteethと組んで大胆にカヴァーした楽曲。Miceteethの面々が奏でるホーンの音色が、原曲とはまるで違った印象を与える。BONNIE PINKの可愛らしいヴォーカルもイイ。
07真夏の果実 (with 斉藤和義)
サザンオールスターズが90年代に残した名曲の一つを、斉藤和義と一緒にカヴァーした楽曲。アコースティック・ギターに乗せ、2人がコーラスするサビの部分を聴くと、サザンのそれとは違った種類の切ない感情がこみ上げてくる。
08That's Just What You Are (with 松岡モトキ、奥野真哉)
エイミー・マンの『アイム・ウィズ・ステュピド』に収録された魔法のような名曲を、ソウル・フラワー・ユニオンの2人とともにカヴァーした楽曲。完璧なまでにポップなメロディとBONNIE PINKのヴォーカルの相性が抜群に良い。
09Your Eyes (with 川上つよしと彼のムードメイカーズ)
誰もが耳にしたことがあるであろう、山下達郎の名曲をカヴァー。共演した川上つよしと彼のムードメイカーズによるホーンの音色とレゲエのリズムが、爽やかな夏の晴天を感じさせる。夏休みのお出かけにピッタリの一曲。
10Through The Dark
BONNIE PINK初のカヴァー・アルバム『REMINISCENCE』の中で唯一、彼女単独による楽曲。原曲はUKのギター・ポップ・バンド、ザ・サンデーズ。エレクトロニカ・テイストが加わり、原曲とは異なる印象の楽曲に仕上がっている。