ガイドコメント
好評のリミックス・シリーズ第3弾。気鋭のリミキサー陣によるアルバム『ALIVE』収録曲のリミックス8曲に加え、過去参加したコラボレーション作品4曲をコンプリート収録した史上最強の内容だ。
収録曲
〈Remixies〉
01TOKYO通信〜Urbs Communication〜 (DJ TARO“hbs”Mixx)
ラジオ、ナレーションなどで幅広く活躍するDJ TAROが手がけたリミックス。シングル・ヴァージョンよりもシンセサイザーのキラキラした音が前面にフィーチャーされ、80年代ディスコ的な“シティ”の香りを漂わせている。
02Pop'latinum Top (PSYCHO MAINTENANCE)
ファンキーなグルーヴが魅力の「Pop n'Top」オリジナルを、Diggy-MO'とDJ Massによるユニット“PSYCHO MAINTENANCE”が再構築。ヒップホップやドラムンベースなどさまざまな音楽が融合したトラックは、新感覚なテイストが満載だ。
03A Spacious Floor (EDGEplayer Remix)
アルバム『ALIVE』収録の同曲のリミックス・ヴァージョン。ギターの音を中心に構成されたトラックは、ディスコティックなオリジナルに比べてよりソリッドで荒々しい印象。タイトル通り、エッジの効いた作品に仕上がっている。
04SHUFFLE DAYZ (MABOROSHI Remix)
イントロやソロで聴かせる愁いを帯びたギターがなんともアダルトな、MABOROSHIによるリミックス。ずっしりと重いビートを刻むパーカッションが乾いたサウンドを支えながら、“ブルルン、ブルルン”といったオリジナルでの独創的な語感のMCを活かす手法が素晴らしい。
05ALIVE (Wall5 Remix)
2005年冬リリースのシングルで、ファンにも屈指の人気曲のリミックス。シングル版を70年代ファンクとするならば、こちらは80年代ディスコといった趣。うねるベースのグルーヴ感を抑えた分、疾走感が押し出された、ハウス・ミュージック寄りのアレンジだ。
06バナナスプリット (SH Club Mix)
アルバム『ALIVE』収録のハイ・スピードなアッパー・チューンのリミックス・ヴァージョン。どことなく上品で流れるようなバック・トラックに乗せてたたみかける高速MCは、相変わらずの切れ味。もはや何語で歌っているのかは問題にならないほどサウンドにフィットしている。
07Catwalk (Deckstream Remix)
シングル「Catwalk」にカップリング収録された、DJ Deckstreamによるリミックス。流麗なピアノの旋律に彩られた落ち着いた前半からガラリとアレンジを変える後半へと、めまぐるしく展開する構成が魅力的。どんなヴァージョンでも自在に突き進むMCの存在感には感服してしまう。
08Catwalk (Magdarise Remix)
MCをほぼ排除し、同曲の他のミックスとは一線を画すロック・テイストが強い作品。ビンビン跳ねるベース・ラインと歪んだギターを基調にしたパワフルで骨太なアレンジが魅力だが、時折のぞかせるテクノ色が絶妙のフックになっている。
09奇蹟〜SOUL'd OUT Remix〜 (BOA)
BoAの切ない感情を活かした人気ダンス・ナンバーを大胆にリアレンジしたヴァージョン。ドラムスが力強くリズムを刻み、サビもまったく異なった印象に様変わりしている。BoAの柔らかい歌声に絡む独特のSOUL'd OUTのMCが融合した、まさしく“奇蹟”の1曲だ。
10CANDY POP feat.SOUL'd OUT〜Reggae Disco Rockers Remix〜 (Heartsdales)
「CANDY POP feat.SOUL'd OUT」としてHeartsdalesがリリースしたキュートなヒップホップ・チューンを、レゲエ調にリミックスした1曲。メロディアスなサビでは、Rum(Heartsdales)のチャーミングな歌声とのソウルフルなMCの掛け合いに陶酔してしまうこと間違いなし。
11Dot To Tha Dot〜DJ Mitsu the Beats Remix〜 (Skoop On Somebody+SOUL'd OUT)
2004年春のフェスティヴァルで実現し、翌年リリースされたSkoop On Somebodyとのコラボ曲を、DJ Mitsu the Beatsがリミックス。美しいメロディ・ラインと全編を通して響くハンド・クラップに心温まる、ピースフルな1曲だ。
12LA・LA・LA LOVE SONG (BOA w/z SOUL'd OUT)
久保田利伸のトリビュート・アルバム『SOUL TREE』に提供した、BoAとのコラボによる、久保田利伸とナオミ・キャンベルのデュエット曲のカヴァー。新たに加えたラップをアクセントに、力みのないBoAのヴォーカルが曲に爽やかにマッチ。オリジナルに比肩し得る名カヴァーだ。