ミニ・レビュー
ソフィオ・アルモニコは、日本を代表する古楽奏者たちにより2008年に創設された、世界的にも珍しいルネサンス・フルートのアンサンブル。ルネサンス期の音楽は声部の独立性は強いが全体として調和を保つ。素朴にして優雅な響きが、不思議な懐かしさを喚起する。
収録曲
01ラ・モッラ (イザーク)
02私の愛しい女は、あらゆる優れた才にたけ (ヒーゼヘム)
03うら若き娘 (イザーク)
04最高のうちでも最高の人 (ジョスカン・デ・プレ)
05ラ・スタンジェッタ (オブレヒト又はヴェールベケ)
06カラータ (ダルツァ)
07はかりしれぬ悲しさ (ジョスカン・デ・プレ)
08さようなら、愛するものたちよ (ジョスカン・デ・プレ)
09悲しみにくれる女のように (アグリコラ)
10タンデルナーケン (オブレヒト)
11ブルゴーニュ人に伝えよ (作者不詳)
12ガタガタ、ゴトゴト (オブレヒト)
13パレ・パレ (イザーク)
14美しい人よ、私の生命はとらわれて (作者不詳)
15あなたのそばにそっととどまり (セルミジ)
16優しい眼差し (C.ジャヌカン)
17うちの夫はいい旦那 (パスロー)
18ダンス集第2巻〜ブランル・ゲ「あなたのえくぼをくすぐって」 (アテニャン編纂)
19ダンス集〜ロンド6 (スザート編纂)
20ダンス集〜サルタレッロ (スザート編纂)
21ああ、私は嘆く (セルミジ/フランチェスコ・ダ・ミラノ編)
22「甘い思い出」によるレセルカーダ第2番 (サンドラン/オルティス編)
23ダンス集〜「1000ドゥカーテン金貨」 (スザート編纂)
24第1旋法によるリチェルカーレ (偽作?) (パレストリーナ)
25第6旋法によるリチェルカーレ (偽作?) (パレストリーナ)
264声のためのカンツォーニ・ダ・ソナーレ第1巻〜第8番 (マスケラ)
27リチェルカーレ・ダ・カンターレ第1巻第13番 (メールロ)
28別れによって (ローレ/ボヴィチェッリ編)
294声のためのカンツォーニ・ダ・ソナーレ第1巻〜第13番「城門」 (モルターロ)
演奏
ソフィオ・アルモニコ(前田りり子,菊池かなえ,菅きよみ,国枝俊太郎(ルネサンス・フルート) 佐藤亜紀子(ルネサンス・リュート) 中村会子(PERC))