ミニ・レビュー
珍しいホルンの作品とのカプリング。アルプス交響曲はシュトラウスの管弦楽法の見事な成果で、音による遠近効果がすばらしい。クリーヴランドの高い技術力、アシュケナージの綿密な指揮、優秀な録音の三拍子揃った演奏だ。タックウェルの演奏にも注目。
ガイドコメント
新マスタリング方式による廉価版シリーズ、《エロクァンス・シリーズ》の1枚。今はチェコ・フィルと精力的に活動を続けているアシュケナージの定評あるR.シュトラウス。
収録曲
01アルプス交響曲op.64
02ホルンとピアノのためのアンダンテ (遺作)
03歌劇「カプリッチョ」〜終景への前奏曲
04ソプラノ、ホルンとピアノのための「アルプホルン」op.15-3
05ホルンとピアノのための序奏、主題と変奏
演奏
(1)ヴラディーミル・アシュケナージ指揮 クリーヴランド管弦楽団(2)〜(5)バリー・タックウェル(HR)マリー・マクローリン(S)ヴラディーミル・アシュケナージ(P)