プライマル・スクリーム / ライオット・シティ・ブルース

はてなブックマークに追加
プライマル・スクリーム / ライオット・シティ・ブルース
CD
ミニ・レビュー
4年ぶり8枚目のアルバムは、かつてのストーンズを思わせるルーツ音楽に根差したロックンロール作。94年の『ギヴ・アウト・バット・ドント・ギヴ・アップ』に近いが、歌や演奏に漲る活力や情熱、自然な感じは本作のほうが遥かに上。全ロック・ファン必聴。
ガイドコメント
約4年ぶり、通算8作目のオリジナル・アルバム。エレクトロ・サウンドからさらに進化するかのように直球型ロックンロールへと変わり、アルバム『ギヴ・アウト・バット・ドント・キヴ・アップ』時代を彷彿とさせる仕上がりだ。
チャート
  • TOWER RECORDS 渋谷 アルバム総合
    1位 (2006/5/29)  ⇒  3位 (6/5)  ⇒  6位 (6/12)  ⇒  5位 (6/19)  ⇒  12位 (6/26)  ⇒  15位 (7/3)  ⇒  21位 (7/10)  ⇒  40位 (7/17)
  • TOWER RECORDS 新宿 アルバム総合
    1位 (2006/5/29)  ⇒  3位 (6/5)  ⇒  6位 (6/12)  ⇒  6位 (6/19)  ⇒  11位 (6/26)
  • TOWER RECORDS 札幌 アルバム総合
    1位 (2006/5/29)  ⇒  3位 (6/5)  ⇒  8位 (6/12)  ⇒  9位 (6/19)
  • TOWER RECORDS 名古屋 アルバム総合
    1位 (2006/5/29)  ⇒  3位 (6/5)  ⇒  6位 (6/12)  ⇒  8位 (6/19)
  • TOWER RECORDS 大阪 アルバム総合
    1位 (2006/5/29)  ⇒  2位 (6/5)  ⇒  8位 (6/12)  ⇒  6位 (6/19)  ⇒  8位 (6/26)
  • TOWER RECORDS 福岡 アルバム総合
    1位 (2006/5/29)  ⇒  3位 (6/5)  ⇒  7位 (6/12)
  • TOWER RECORDS ロック&ポップス アルバム
    1位 (2006/5/29)  ⇒  1位 (6/5)  ⇒  2位 (6/12)  ⇒  1位 (6/19)  ⇒  3位 (6/26)  ⇒  3位 (7/3)  ⇒  6位 (7/10)  ⇒  9位 (7/17)
収録曲
01COUNTRY GIRL
ヒルビリーとロックンロールをミックスした、まさに普遍的なスタイルに支えられたこの曲。ノスタルジックな雰囲気こそ漂うが、決して手垢にまみれていない、アルバム『ライオット・シティ・ブルース』のオープニングに相応しい極上チューン。
02NITTY GRITTY
ブリードだの、シュガーだの、かつてのローリング・ストーンズを思い起こさせるフレーズが飛び出すナンバー。ルーズにグルーヴするサウンドともども、思わずニヤリとしてしまう、ストーンズへのオマージュに満ちた1曲。
03SUICIDE SALLY & JOHNNY GUITAR
疾走感に満ちたパンキッシュなロックンロール・ナンバーで、間奏のギター・ソロが最高にゴキゲン。ブッ飛んだ歌詞も含め、セックス、ドラッグ&ロックンロールを体現したようなハイ・テンションなナンバー。
04WHEN THE BOMB DROPS
エコー&ザ・バニーメンのウィル・サージェントをゲスト・ギタリストに招いた曲。蛇がとぐろを巻くように妖しく絡みつくウィルのギターが聴き手の官能中枢を刺激して、否が応でも高揚させてくれる。
05LITTLE DEATH
60年代のサイケデリック・ロックを現代風に甦らせたプライマル流トリップ・チューン。エコー&ザ・バニーメンのギタリスト、ウィル・サージェントがツボを押さえた素晴らしいギター・ワークを披露している。
06THE 99TH FLOOR
肩肘を張らず、リラックスした風情で軽快にロックして、決めるところはビシッと決める。頭で考えるより先に肉体が反応するボディ・ミュージック、それがロックンロールなのだと再認識させるトラック。
07WE'RE GONNA BOOGIE
バック・トゥ・ベーシックな、シンプルかつ泥臭いブギ・ナンバー。60〜70年代をリアル・タイムで過ごした世代には懐かしさを、無機質な電子音に慣れている世代には新鮮さを与えるはず。
08DOLLS (SWEET ROCK AND ROLL)
ローリング・ストーンズとフー、さらにT・レックスを掛け合わせた感じのストレートなロックンロール・チューン。シンプルなリフを紡ぎつつ叩き出される活力にあふれたグルーヴが、陶酔感をもたらす。
09HELL'S COMIN' DOWN
ニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズのヴァイオリニスト、ウォレン・エリスがフィドルで参加。爽やかなフィドルの音色とアーシーなリズムが一体となった、躍動感にあふれた晴れやかなカントリー・ロック。
10SOMETIMES I FEEL SO LONELY
宴の後に訪れる寂莫とした感覚を想起させずにはいられない、切なさとほろ苦さを湛えた美しすぎるスロー・ナンバー。「少年たちよ、罪は贖(あがな)われるであろう」という歌詞と女声コーラスが印象的な秀曲。
11STONE YA TO THE BONE
切れ味鋭いハーモニカをフィーチャーした、かつてのドクター・フィールグッドを彷彿とさせるシンプルなロックンロール・ナンバー。2分半強という時間に、ロックのダイナミズムが凝縮されている。
12TO LIVE IS TO FLY
厳かなピアノと飛翔するようなギターの音色が哀愁漂うメロディに深い陰影を描き出す、タウンズ・ヴァン・ザントのカヴァー。ストリングスも採り入れ、儚げな雰囲気に荘厳なスケール感を加味している。
(11)(12)ボーナストラック
封入特典
  • 本人直筆メッセージ・歌詞・対訳・ライナー
アーティスト
  • プライマル・スクリーム
    スコットランド・グラスゴー出身のロック・バンド。ボビー・ギレスピー(ジーザス&メリー・チェイン)を中心に1984年に結成。翌85年にデビュー。当初は60年代ロック作風を鳴らすも、91年の『スクリーマデリカ』でハウスを大胆に導入した新機軸のサ……
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 紫 充実の新作を発表、海外フェスへの出演決定と結成55周年に向け勢いを増すバンドの現在と未来[インタビュー] RISA KUMON バイリンガル・シンガー・ソングライター  ユニバーサルなアルバムでデビュー
[インタビュー] HAIIRO DE ROSSI ジャズ・ラップの金字塔 10枚目にして最高傑作[インタビュー] 朝香智子  人気ピアノYouTuber  全曲オリジナル楽曲による新作
[インタビュー] セルゲイ・ナカリャコフ 世界有数のトランペット奏者が新作アルバムで挑んだヴィトマン作曲の超難曲[インタビュー] THA BLUE HERBの映像作品が 2タイトル同時発売
[インタビュー] 田中彩子 ウィーンを拠点に活動して21年、コロラトゥーラ・ソプラノ歌手が歌うバロックから現代まで[インタビュー] Melting pot   パンク経由で鳴らす ソウル・ミュージックとグッド・メロディ
[インタビュー] Nina77 YouTube再生回数86万回以上の代表曲 「一人ぼっちの革命」を含む初CDリリース[インタビュー] ヒビキpiano 超絶ピアノで紡ぐ やさしく心安らぐ楽曲たち
[インタビュー] 橋本淳&筒美京平コンビの最後の傑作「ホテル砂漠」でデビューする新人アーティスト「夏海姉妹」[インタビュー] 山中千尋 その自由さにあこがれるウェイン・ショーターと坂本龍一に捧げられた新作
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015