ミニ・レビュー
ジャズ・ピアニスト、小曽根真が挑んだショパン作品集。ソロ・ピアノにハーモニカと歌が2曲ずつ加わる。テーマの演奏と自然発生的なアドリブが予定調和でなく混ざる展開がメイン。原曲をクラシックらしく演奏する箇所もある。非常に独創的な小曽根の音楽世界だ。
ガイドコメント
2011年には50歳を迎える小曽根だが、本格的なクラシカル作品はこのショパン集が初。「ピアノの詩人」の生誕200周年にまつわる企画で、彼のファンのみならずクラシック音楽のリスナーにとっても要チェック。
収録曲
01DUMKA (NIE MA CZEGO TRZEBA)
02MAZURKA NO.13 OP.17-4
03VALSE NO.6 "PETIT CHIEN"
04PRELUDE NO.4 IN E MINOR
05ETUDE NO.4 OP.10-4
06IMPROVISATION FROM PRELUDE NO.15 OP.28-15
07IMPROVISATION FROM MAZURKA NO.24 OP.33-3
08VALSE NO.7 OP.64-2
09MAZURKA NO.40 OP.63-2
10POLONAISE NO.3 OP.40-1 "MILITAIRE"
11NOCTURN NO.2 OP.9-2
12MAZURKA NO.2 - POLISH FOLK SONG "KUJAWIAK"
演奏
小曽根真(P) (1)(12)アナ・マリア・ヨペック(VO) (4)(7)グレゴアー・マレ(HCA)