ミニ・レビュー
スウィング感覚でクラシックを演奏し、一世を風靡したオイゲン・キケロ。映画に使われた旋律を選んだこのCDは、早すぎる死の数年前に母国ハンガリーで収録された。ピアノを軸とした軽いタッチのジャズを耳にすれば誰もが身体をゆすって夢中になるだろう。
ガイドコメント
60年代にクラシックをジャズ化した名盤『ロココ・ジャズ』で一躍有名になったルーマニアのジャズ・ピアニスト、オイゲン・キケロの名曲集。92年にハンガリー国営放送スタジオで収録された、映画で使われたクラシック・ナンバーをジャズ化した一枚だ。
収録曲
01CICERO'S TRAVIATA
02CICERO'S BRAHMS-SYMPHONY
03CICERO'S MOZART-CONCERTO
04CICERO'S ALBINONI-ADAGIO
05CICERTO'S SWINGING MASCAGNI
06CICERO'S CHOPIN-NOCTURNE
07CICERO'S PUCCINI
08AUTUMN LEAVES
09CICERO'S RACHMANINOFF-CONCERTO
10CICERO'S SCHUMANN-TRAUMEREI
11SOMEDAY MY PRINCE WILL COME
12CICERO'S NUTCRACKER
13CICERO'S RHAPSODY IN BLUE
演奏
オイゲン・キケロ(P) アラダー・ペゲ(B) リンゴ・ハース(DS)