ミニ・レビュー
1枚目では、ネトレプコが夫であるユシフ・エイヴァゾフとともにクロスオーヴァーに初挑戦。ロシアの作曲家、イーゴリ・クルトイが二人のために書いたオリジナル・ソング(イタリア語が15曲、英仏露語が1曲ずつ)で、いつもと違うネトレプコの魅力を聴く。2枚目はこれまでの名唱集。
ガイドコメント
ネトレプコ初のクロスオーヴァー・アルバム。テノール歌手の夫エイヴァゾフとの共演を含めた〈ロマンツァ〉は、愛をテーマとして、ネトレプコの声に合わせた全曲書き下ろし。贅沢すぎる『アリア、歌曲集』のボーナス・ディスク付。
収録曲
[Disc 1]
01フォルセ・ノン・フ
02カンタミ
03ミ・ファ・マーレ
04クレード
05ロシアの恋
06喜び
07ブルーのリボン
08空想 (ファンタジーア)
09一つの恋
10リコミンチェロ
11わたしのタンゴ
12四月の雨
13セ・トゥ・アルメーノ
14セグイーレ・メ
15たった一人
16プリーマ・デッラモール
17天使が通りすぎるとき
18ムジカ・コン・ノーイ
[Disc 2]
01歌劇「ジャンニ・スキッキ」〜私のお父さん (プッチーニ)
02歌劇「椿姫」〜いつも自由に (ヴェルディ)
03歌劇「ラ・ボエーム」〜私の名はミミ (プッチーニ)
04喜歌劇「チャールダーシュ侯爵夫人」〜ハイア、山々のふところが (カールマン)
05喜歌劇「ジュディッタ」〜熱き口づけを (レハール)
06劇音楽「ペール・ギュント」〜ソルヴェイグの歌 (グリーグ)
07歌劇「ルサルカ」」〜深ぶかと空にかかっているお月さまよ (ドヴォルザーク)
08ここは素晴らしいop.21-7 (ラフマニノフ)
09わが母の教え給いし歌op.55-4 (ドヴォルザーク)
10子守歌op.41-1 (R.シュトラウス)
11歌劇「蝶々夫人」〜ある晴れた日に (プッチーニ)
12歌劇「トスカ」〜歌に生き、恋に生き (プッチーニ)
13歌劇「ホフマン物語」〜舟歌「美しい夜、おお、恋の夜よ」 (オッフェンバック)
14歌劇「カプレーティとモンテッキ」〜こっちへ、ああ!おいで、僕の胸に抱かれるんだ (ベッリーニ)
15歌劇「ドン・ジョヴァンニ」〜あそこで二人は許しあおう (モーツァルト)
16歌劇「ジョヴァンナ・ダルコ」〜いつも夜明けと夕方に (ヴェルディ)
17歌劇「イオランタ」〜何故私は以前に知らなかったの (チャイコフスキー)
演奏
[1] (1)〜(5)(7)〜(9)(11)(12)(14)(15)(17)(18) [2] アンナ・ネトレプコ(S) [1] (2)(6)(9)(10)(13)(16)(18)ユシフ・エイヴァゾフ(T) [1] ロンドン&ロサンゼルス・セッション・オーケストラ ベン・フォスター,ジェレミー・ホーランド=スミス,ウィリアム・ロス(指揮) [2] クラウディオ・アバド指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 他
録音
[1] 2011.6〜2015.6 [2] 2003.3〜2016.6