ミニ・レビュー
飯守&シティ・フィルの初のR.シュトラウスは充実の出来。豊かな量感(特に管打楽器が大健闘)を誇りながら、飯守の棒が複雑に絡み合う声部の綾を鮮やかに捌いてゆく。“退廃芸術家”との烙印を押されたゴルトシュミットの「英雄の生涯」では、全体を覆う不安定な雰囲気を刻々と変化する色彩で巧みに表現。
ガイドコメント
飯守泰次郎と東京シティ・フィルのマーラー「交響曲第9番」に続く、2年ぶりのアルバム。今回は、ナチス・ドイツに翻弄された二人の作曲家を取り上げた。二人への熱い共感をもって、飯守の指揮も冴えている。
演奏
飯守泰次郎指揮 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団