ミニ・レビュー
カラヤンほどリヒャルト・シュトラウスの響きを完璧に鳴らす指揮者はいないだろう、その保守性と新しさの絶妙のバランスを。トモワ=シントウはさすがにカラヤンの薫陶を受けているだけに、彼の音色にとけ込んで、また1枚食指をそそられる盤が出来た。
ガイドコメント
カラヤンが好んだR.シュトラウスの音楽は、息の長いフレーズでも有名。トモワ=シントウはカラヤンの厚い信頼を受け、気負いなく、あくまでしなやかに美しく歌い上げる。
収録曲
R.シュトラウス:
014つの最後の歌
02東の国から来た聖なる3人の王たちop.56-6
03歌劇「カプリッチョ」op.85〜月光の音楽
04歌劇「カプリッチョ」op.85〜伯爵夫人のモノローグ
演奏
アンナ・トモワ=シントウ(S) ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団