ミニ・レビュー
目下絶好調のELLEGARDEN、6枚目のシングル。高まる周囲の賛辞に甘んずるどころか、煙たがるかのように並ぶ怒涛のパンク・チューンに圧倒させられる。なかでもシンプルなリリックで鬱憤を澄明のムードに転換させる(1)は切れ味抜群で、好調ぶりをうかがわせる。★
ガイドコメント
2006年8月発表の6枚目のシングル。4thアルバム『RIOT ON THE GRILL』や前作「Space Sonic」が好セールスを記録するなど、勢いを増す中での注目作。今後の更なる飛躍を感じさせる、豪快なロック・チューンを3曲収録。
収録曲
01Salamander
イントロのギターからしびれる。サウンドも歌詞もヘヴィだが、細美の高めのヴォーカルと絶妙にマッチし、耳馴染みの良いサビは思わず口ずさんでしまう。聴けば聴くほど深みが増す、シンプルで重厚なロック・チューン。
02Lately
直球ロック・サウンドと疾走感が気持ちよく、切ないメロディもエルレらしい。細美の繊細さと攻撃性を兼ね備えた歌詞とヴォーカルが、突き抜けたサビで炸裂する。大音量で聴きたい、思わず体が動いてしまうロック・ナンバー。
03Alternative Plans
疾走感と切ないサビのメロディがたまらない、グリーン・デイを彷佛とさせるような、何度も聴きたくなってしまうポップ・パンク・ナンバー。歌詞のちょっと情けない「僕」もかわいらしく、細美の歌唱力・世界観に脱帽。