ミニ・レビュー
29枚目のシングル。映画『涙そうそう』挿入歌の(1)は、沖縄へのリスペクト・ソング。ドラマ『東京タワー』主題歌の(2)は、74年のマイ・ペースのヒット曲をジャジィにカヴァー。どちらも、比嘉の湿った歌唱が大切な何かを想起させる。(1)の工工四(三線楽譜)付き。
ガイドコメント
映画『涙そうそう』の挿入歌となった、2006年10月発表のシングル。彼らの代表曲「島人ぬ宝」や「恋しくて」にも匹敵する名ナンバーで、人間味あふれるメロディと言葉には彼らにしか出せない深みがある。
収録曲
01三線の花
東宝映画『涙そうそう』の挿入歌となった通算29作目のシングル。亡くなった先祖、さらには沖縄の海や大地、風雨までもが“歌”として花咲くという、沖縄へのリスペクトに満ちたバラード。比嘉の渾身の歌唱に目頭が熱くなる。
02東京
リリー・フランキー原作のフジテレビ系ドラマ『東京タワー』主題歌。1974年にヒットしたマイ・ペースのカヴァーだが、フォーク調の原曲にはないウッド・ベースやドラムの音でしっとりとジャジィな逸品に仕上げている。
03三線の花 (カラオケ)