ミニ・レビュー
自己グループ“フェロウシップ”のヴァーヴ1作目。タイコでメロディアスにトーキングできるのがブレイド最大の魅力だが、小節線を超えたドラムに呼応するメンバー間のインタープレイが見事。コルトレーン・カルテットさえ想起させる「放蕩息子の帰還」にも如実にそれが表われている。
ガイドコメント
ブライアン・ブレイドのレギュラーバンドが約9年ぶりにリリースした2008年のアルバム。カート・ローゼンウィンケルの浮遊感のあるギターをはじめ、全プレーヤーの良さがでた今様ジャズの王道的作品。
収録曲
01RUBYLOU'S LULLABY
02RETURN OF THE PRODIGAL SON
03STONER HILL
04SEASON OF CHANGES
05MOST PRECIOUS ONE
06MOST PRECIOUS ONE
07IMPROVISATION
08ALPHA AND OMEGA
09OMNI
10PATRON SAINT OF GIRLS
演奏
ブライアン・ブイレド(DS) マイロン・ウォルデン(AS,BS-CL) メルヴィン・バトラー(TS) ジョン・カワード(P,PUMP-OG,MOOG,EL-P) カート・ローゼンウィンケル(G) クリス・トーマス(B)
録音
(1)〜(9)2007.10 (10)2007.11