ガイドコメント
モーニング娘。の通算8作目となるオリジナル・アルバム。新メンバー、光井愛佳が加入した「笑顔YESヌード」を含むシングル曲などを収録。本作に伴うツアーをもって吉澤ひとみが卒業するということもあり、なにかと特別な一枚だ。
収録曲
01元気+ (プラス)
キラめくようなシンセサイザーとキックの効いたドラム。80年代ユーロビート風のアレンジが、元気なイメージの強いモーニング娘。の“ちょいアダルト路線”を鮮やかに演出する、ハイパー・ダンスビート・トラック。
02歩いてる (ALBUM EDIT)
オリコン初登場第1位を記録したシングル・ヴァージョンよりも46秒長い、アルバム・エディット・ヴァージョン。“未来に希望を抱いて歩いていこう”というテーマを内包した、前向きなメッセージ・ソングに仕上がっている。
03未来の太陽
つんく♂の卓越したメロディメイカーとしての才能が存分に発揮された、キャッチーな爽快ポップ・チューン。モーニング娘。の代名詞と言うべき“トキメキ感”と“キラメキ感”が、めいっぱいコンパイルされている。
04笑顔YESヌード (ALBUM MIX)
4つ打ちのディスコ・サウンドがセクシャルなムードを生み、思わず腰をグラインドさせてしまう、32ndシングルのアルバム・ヴァージョン。新メンバーとなった光井愛佳が初めて参加したナンバーだ。
05春 ビューティフル エブリデイ (亀井絵里、光井愛佳)
つんく♂いわく「歌詞を書き上げた瞬間から亀井の顔が頭に浮かんできた」という作品で、亀井絵里が1番、光井愛佳が2番をフル・コーラスで歌っている。アコースティックな調べが心を打つ、春風のように爽やかなナンバー。
06SEXY BOY〜そよ風に寄り添って〜
通算29作目のシングルは、“セクシー・ウエウエ”という掛け声がライヴで盛り上がりそうな80年代アイドル風のコミカルな歌謡ポップス。センターが田中れいなのためか、セクシーさよりも元気なパンチが飛び交う。
07Ambitious!野心的でいいじゃん
激しい打ち込みビートをベースに、全員フル稼働のリエゾンが迫力満点のダンス・ミュージック。エネルギッシュでしたたかな乙女心を歌った今作は、発表後に卒業を控えたメンバー紺野・小川へのエール・ソングとなっている。
08その出会いのために (モーニング娘。Featuring 吉澤ひとみ)
リーダーとして“モー娘。”を牽引してきた吉澤ひとみがソロで歌い上げたミディアム・ナンバー。“出会いにありがとう”という歌詞が、2007年5月のさいたまスーパーアリーナでモーニング娘。を卒業した彼女の心情とリンクするようだ。
09シャニムニ パラダイス (高橋愛、新垣里沙、藤本美貴、田中れいな)
高橋愛、新垣里沙、藤本美貴、田中れいなの4人が参加した、夏休みをモチーフにしたディスコティークなアッパー・チューン。シンセサイザーを大きくフィーチャーしたユーロビート・サウンドで、ライヴでも盛り上がること必至。
10宝の箱 (重ピンク、こはっピンク)
道重さゆみ、久住小春によるモーニング娘。内のオリジナル・ユニット、“重ピンク、こはっピンク”名義のしっとりしたスロー・ナンバー。青春時代を経て大人への階段を登っていくという歌詞を、情感を込めて歌い上げている。
11BE ポジティブ!
アルバム『SEXY 8 BEAT』のエンディングを飾るのは、いかにもモーニング娘。らしくチャーミングで元気な、文字どおり「ポジティブ!」なアッパー・チューン。ブリッジでの鈴木昭男によるホットなサックス・プレイも聴きどころだ。