ミニ・レビュー
バロック音楽とギターの相性は非常にいいが、オリジナル曲となると数が少なく協奏曲など皆無に近い。イタリアの女流ギタリストであるイズビンはこうした需要にこたえ、自らバッハやヴィヴァルディの名曲を編曲し演奏する。原曲とは異なる新たな魅力が開示され楽しい。
ガイドコメント
美しきギターの名手、シャロン・イズビンがバロック音楽を弾く。聴き慣れたバッハなどの曲が、ギター&室内オケという新鮮なサウンドに生まれ変わっていて、はっとさせられる。
収録曲
01ギター協奏曲ニ長調R.93 (ヴィヴァルディ/プジョル、イズビン編)
02ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV1041[ギター協奏曲] (J.S.バッハ/ベリストロム、イズビン編)
03アダージョ (アルビノーニ/ジャゾット、デュアルテ編)
04ギター協奏曲イ長調R.82 (ヴィヴァルディ/プジョル、イズビン編)
05チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調BWV1056〜アダージョ (J.S.バッハ/テューレック、イズビン編)
06リュートのためのプレリュード ニ短調BWV999 (J.S.バッハ/イズビン編)
07コーラル「主よ、人の望みの喜びよ」 (J.S.バッハ/デュアルテ編)
演奏
シャロン・イズビン(G) ハワード・グリフィス指揮 チューリヒ室内管弦楽団