ミニ・レビュー
初のミニ・アルバム。始まりゆく冬のワクワク感が詰まった「Shining」、真冬の透明感で厳粛な気持ちに包まれる「Snowflake」、鈴の音で幕を開けるパーティ・チューン「Happy 045 Xmas」、ナタリー・コールのカヴァー「No More Blue Christmas」と、心に浮かぶそれぞれの冬の情景を鮮やかに彩ってくれる。
ガイドコメント
ウィンター・ソングを集めたミニ・アルバム。2005年に配信のみで発表されたオリジナルのクリスマス・ソングなどを収録。愛する人と寄り添う冬、友達と過ごすハッピーな冬、想いが届かない切ない冬……。このシーズンの高鳴る気持ちを盛りあげる一枚。
収録曲
01Shining
冬到来の高揚感が募るラヴ・ソング。凍てつく寒さの中で一層輝いて見えるイルミネーション。二人の日々もそんな風にいつの日も輝き続けるように……と願う気持ちと恋をしている嬉しさが、弾むヴォーカルから伝わってくる。
02Snowflake
静寂な冬の星空の下、恋人と出逢えた喜びを胸に抱きながら愛し続けると誓うバラード。透明感が漂うストリングスをバックに、心の内で静かに燃える恋心をドラマティックに映し出すヴォーカルは、あまりに美しい。
03Happy 045 Xmas
出身地の横浜(“045”は横浜の市外局番)を舞台にしたパーティ・チューン。クリスマス感漂う仕掛けを散りばめた、遊び心に富んだサウンドが絶品。人が集まればそこは冬の楽園、みんなそれぞれの場所で楽しんでね、というメッセージが伝わる。
04No More Blue Christmas
ナタリー・コールのカヴァーで、クリスマスの切ない想いを歌った珠玉のラヴ・バラード。英詞にもピタリとはまるエモーショナルなヴォーカルは、まるで繊細なガラス細工のように脆くも透きとおり、厳粛な気持ちになる。
05Shining (JAZZTRONIK REMIX)
ミニ・アルバムのタイトル曲を、野崎良太率いるJazztronikがクールかつスタイリッシュにリミックスしたヴァージョン。グルーヴィなサウンドに、ヴォーカルとコーラスが折り重なりシンクロしていくラストのサビは、まさに圧巻。