ミニ・レビュー
ボストン・シンフォニーホールでのライヴ録音。オケの響きがきれいにブレンドされたライヴ感がすばらしい。第7番も過度な説明調に陥ることなく、ショスタコーヴィチが書き込んだ音の多彩さや複雑な情感を音楽的に洗練させ、周到に組み上げた演奏はワイルドでありながら、あくまで美しい。
ガイドコメント
ラトヴィア出身の気鋭の指揮者ネルソンスによる、ボストン響とのショスタコーヴィチ・プロジェクトの第4弾。第1、2弾がいずれもグラミー賞を受賞。新たなショスタコーヴィチ像が創られようとしている。
収録曲
ショスタコーヴィチ:
[Disc 1]
01交響曲第6番ロ短調op.54
02劇付随音楽「リア王」からの組曲op.58a
03「祝典序曲」op.96
[Disc 2]
01交響曲第7番ハ長調op.60「レニングラード」
録音
[1] (1)(3)2017.4,5 (2)2017.5 [2] 2017.2