ミニ・レビュー
直訳すれば“ワルシャワ交響金管五重奏団”(ヴァルソヴィア=ワルシャワ)。ホルンのヘンリク・コヴァレヴィチはナチュラルホルンもこなす芸達者だが、本作では古典的な芸風は封印して徹底的に本格ポップスを楽しませる。ファーガソンを受け継ぐ名手バージェロンをゲストに招いた「ロッキーのテーマ」は圧巻。★
ガイドコメント
13人のブラス・アンサンブルからなるシンフォニア・ヴァルソヴィア・ブラスのデビュー・アルバム。ポピュラーなラテン・アメリカの音楽を中心としており、最後にはエルガーの「ニムロッド」も収録。パワフルなエネルギーに満ちた音を味わうことができる。
収録曲
01ソウル・ボサノヴァ (Q.ジョーンズ/A.ダンカン編)
02シング・シング・シング (L.プリマ/J.マッケンジー編)
03リベルタンゴ (A.ピアソラ/N.ヴュトリヒ編)
04ラ・ペルラ・ネグラ (C.スキナー)
05サンチェスの子供達 (C.マンジョーネ/J.マッケンジー編)
06タンゴ・デ・ブエノス・アイレス (K.アンダーソン/R.アルジェンテ編)
07三匹の猫 (C.ヘイゼル)
08マラゲーニャ (E.レクオーナ/S.マルコルム編)
09マッカーサー・パーク (J.ウェブ/A.ファーニー編)
10ロッキーのテーマ-ゴナ・フライ・ナウ (B.コンティ/J.マッケンジー編)
11エニグマ変奏曲〜ニムロッド (エルガー/I.シェパード編)
演奏
シンフォニア・ヴァルソヴィア・ブラス (1)(3)(5)イェジ・マウェク,(10)ウェイン・バージェロン(TP) (2)(5)(10)ヤツェク・ナミスウォフスキ(TB)