ミニ・レビュー
自ら曲を作り歌うアーティストたちが、彼女のために書き下ろした曲を集めたコンセプト・アルバム。久保田利伸や玉置浩二、宮沢和史にCharaといった錚々たる顔ぶれが揃い、これまでのMISIAの作品とはひと味違ったフレイヴァーがちりばめられている。
ガイドコメント
久保田利伸、TAKURO&TERU(GLAY)、玉置浩二、CHARAほか日本を代表するシンガー・ソングライターとの夢のコラボレーションが実現。時代やジャンルを越えたスペシャルな一枚。
収録曲
01Let It Smile (TOSHINOBU KUBOTA Presents)
02星空の片隅で (FUMIYA FUJII Presents)
大草原の中でポツンと佇んで、風や雨にも独りで耐え抜き、花を咲かせる木。寂しさや侘しさを抱きつつも、藤井フミヤの当たりの柔らかいポップ感覚で、夢を追い続ける熱情を感じるメロディに仕上がっている。
03冬のエトランジェ (TAKURO Presents)
静から動、凪から時化へというようなドラマティックなメロディ・ラインはGLAYのTAKUROによるもの。Misiaの心情をかき出させるかのようなTERUのバック・コーラスもドラマ性を高めている。映画『海猫』主題歌。
04Mama Says (CHARA Presents)
一語一語の間や一音一音の間で振幅が激しく、独特な質感を持つCHARAワールドが全篇に行きわたるナンバー。CHARAとは異なる、芯が強く響く歌唱ながらも、愛情を感じさせるという点では変わることはない。
05君だけがいない世界 (KAZUFUMI MIYAZAWA Presents)
06Birthday Cake (EISHO HIGA Presents)
07虹のラララ (KOJI TAMAKI Presents)
08風のない朝 星のない夜 (KAZUFUMI MIYAZAWA Presents)
09名前のない空を見上げて (KOJI TAMAKI Presents)
NHK連続テレビ小説『天花』の主題歌となった14thシングル。手を差し伸べるような優しさ満ちあふれる玉置浩二独特のサウンド・メイクが、Misiaの色鮮やかに煌めくヴォーカルを引き出し、深みある曲にしている。
10Holy Hold Me (TOSHINOBU KUBOTA Presents)