Hey!Say!JUMP / smart(通常盤 / 初回プレス仕様) [2CD]
- アーティスト:
- 原題:
SMART
- ジャンル:
国内ロック&ポップス
- レーベル:
ジェイ・ストーム
- 規格品番:
JACA-5434〜5
- 価格:
3,300 円(税込)
- 発売日:
- 取り扱い店:
ミニ・レビュー
9人組アイドル・グループの3枚目となるオリジナル・フル・アルバム。壮大でドラマティックなオープニングを皮切りに、ラップを取り入れた曲や生演奏のバンド・サウンドによるロック・ナンバー、センチメンタルなバラードなど、ほど良くツボを押さえた多彩な楽曲を聴かせている。
ガイドコメント
前作『JUMP WORLD』以来約2年ぶりとなる、2014年6月18日リリースの3枚目のアルバム。「Come On A My House」「Ride With Me」「AinoArika」といったシングルを含む、ヴァラエティに富んだ一枚。
収録曲
[Disc 1]
01〜Prelude of smart〜
文字通り、3枚目となるアルバム『smart』の“プレリュード(前奏曲)”。オーケストラをまじえ、これからはじまるめくるめくストーリーの“前ぶれ”といえる豪壮な音世界が展開。大人びたクールな雰囲気に胸が高鳴る。
02FOREVER
歪ませたギターのリフから、ミディアム・アップの力強いビートで幕を開けるHM/HRテイストのダンサブルなナンバー。“こんな時代でも その足で駆け上がれ”と、輝かしい未来へ向けての決意ともとれるアグレッシヴな宣言を高らかに歌い上げる。
03Ready Go
ファミコンのBGMのような意表を突いたイントロから、ポップでハッピーな雰囲気が充満したサウンドへと突入するアップ・チューン。恋のはじまりを歌ったキュートな詞世界は幸せな成分たっぷりで、ウキウキとしたヴォーカルもたまらない。
04Come On A My House
メンバーが出演したハウス食品「バーモントカレー」CMソングの10thシングルは、4つ打ちのリズムにカラフルなサウンドが絡むパーティ・チューン。突き抜けてポップなサビが魅力で、“Love 彼”など“カレー”を意識したフレーズの遊び心もナイス。
05切なさ、ひきかえに
薮宏太が作詞を手がけたミディアム・アップのナンバー。メロディに対して細かに言葉を当てられており、パート割りも含めてBPM以上にスピード感満点。春を思わせる“切な”成分たっぷりのサウンドをバックに、男女それぞれが共感できる複雑な恋心を描き出している。
06Candle
ピアノを基調にした落ち着いたサウンドに、山田涼介が手がけた歌詞が乗るバラード。別れた彼女に対して、自分とのものじゃなくても幸せを願う切なくも温かい歌詞が感動的。“よかったね、じゃ…またね”のフレーズが胸に刺さる。
07パステル
井手コウジが詞曲を手がけたポップ・チューン。自然と体が動いてしまうような夏っぽいサウンドが印象的で、恋の予感に満ちたハッピーな詞世界にもピッタリ。メンバーが矢継ぎ早にソロ・パートを歌うパート割りも楽しい。
08ゆーと叩いてみた。
「コンパスローズ」のイントロダクションといえる1分程度の小品。タイトルどおり、実際に中島裕翔がドラムを叩きながら作成されたという楽曲で、その堂に入った叩きっぷりはさすが。微かに聴こえる煽るような声も臨場感たっぷり。
09コンパスローズ
エレクトロっぽい要素もアクセントに取り入れたアッパーなロック・チューン。八乙女光が作詞を手がけており、カラフルな情景描写とともに君との楽しい時間を歌う。中盤の高速ラップ・パートも含め、徹底的にコンサート向きに仕上げられている。
10Ride With Me
m-floの☆Taku Takahashiが作編曲に参加した11枚目のシングル。ラップ・パート多めで、彼らの新境地ともいえるカッティング・エッジなダンス・ナンバーだ。新たな時代を切り開く決意を、絶妙な力の抜き具合で軽妙に歌い上げる。
11Come Back...?
ピアノの流麗なイントロから一転、ドープでダンサブルなサウンドへと一気に展開するアレンジがユニークなナンバー。八乙女光による作詞だが、ドロドロとした恋愛模様を描いているのが新鮮。乾いた女性の笑い声のSEに冷たい汗が流れる。
12RELOAD
アコギのクールなカッティングで幕を開けるアップ・チューン。有岡大貴が作詞を手がけ、魅力的な女性を振り向かせるための苦悩を描く。イントロの有岡によるフェイクのほか、メンバーそれぞれの個性が前面に出たヴォーカルが楽しい。
13はじまりのメロディ
ピアノを中心に、ハートウォームなサウンドで構成された感動的なバラード。四季の移ろいを描いたサビをはじめ、オカダユータの手による色彩豊かな詞世界が見事。メンバー全員のユニゾンが多用されており、まっすぐなヴォーカルにグッとくる。
14AinoArika
オーケストラをフルに活かした壮大なイントロで幕を開ける12枚目のシングル。カラフルな音世界が魅力のポップ・チューンで、“小さな宇宙”“この星に生まれ落ちた”などスケールの大きな言葉とともに二人の愛を歌う。中盤のラップ・パートがいいアクセント。
[Disc 2]
01My World
スラップを駆使した八乙女光の超絶ベースで幕を開けるナンバー。ブリブリのブラスを配して徹底的にファンキーなテイストに仕立てたアップ・チューンで、失うことを恐れずに前へ進めというポジティヴなメッセージに力をもらえる。
02ともだちだよ
思わず肩を組んで揺れたくなるような、ハッピーな雰囲気に満ち満ちたミディアム・アップのポップ・チューン。とはいえ、ちょいファンキーな隙のないバックのクオリティはさすが。ともだちへの感謝を綴った歌詞が胸を熱くさせる。
03Yes! (怪盗y-ELLOW-voice)
山田涼介、高木雄也、八乙女光からなる“怪盗y-ELLOW-voice”によるナンバー。そのユニット名に違わぬエロティックなテイスト全開の、妖しげな雰囲気に満ちたアップ・チューン。“どうされたいか教えてよ”のセリフにメロメロだ。
04Super Super Night (ナイトスタイルピーポー)
知念侑李、中島裕翔、薮宏太からなるユニット、ナイトスタイルピーポー名義でのナンバーで、なんともバブリーなユニット名から想像できるとおりのドファンキーなディスコ・チューン。チャラいコーラスとともに、キケンな週末の夜の幕開けを歌う。
05Oh!アイドル! (愛追I隊)
有岡大貴、岡本圭人、伊野尾慧からなる“愛追I隊”によるナンバー。昭和アイドル歌謡ど真ん中の懐かしさ満点のアップ・チューンだが、むしろ曲の主役は“親衛隊”的な合いの手か。終盤の高速ラップで、しっかりと現代のアイドル感を演出。