ガイドコメント
ポール・マッカートニーが書き下ろしたバラード・ナンバー「マイン・フォー・ミー」が話題を呼んだ傑作。「レット・ミー・ビー・ユア・カー」にはエルトン・ジョンが参加。74年発表。
収録曲
01SWEET LITTLE ROCK'N ROLLER
1974年のアルバム『スマイラー』のリード曲で、可愛らしい19歳の少女ロッカーを歌ったチャック・ベリーのカヴァー。跳ねまわるピアノや鮮やかなリフを繰り出すギター、シャウトするヴォーカルなど、これぞ正統派R&Rといえる仕上がり。
02LOCHINVAR
03FAREWELL
愛する家族や友人、恋人、故郷から離れ独立して、立身出世を揚々と誓うナンバー。力強いリズム・セクションにアコースティック・ギターやマンドリン、ヴァイオリンのさわやかな音色が交差するカントリー・ロック調の陽気なサウンドがいい。
04SAILOR
05BRING IT ON HOME TO ME/YOU SEND ME
06LET ME BE YOUR CAR
作曲者であるエルトン・ジョンがピアノとヴォーカルで参加したR&Rナンバー。タイトでスピード感あふれるビートにのって、「ダンスは踊れないけど、君の車になってどこへでも連れてくぜ……」と2人のシャウトが絡みあう。
07(YOU MAKE ME FEEL LIKE)NATURAL MAN
08DIXIE TOOT
09HARD ROAD
10I'VE GROWN ACCUSTOMED TO HER FACE
11GIRL FROM THE NORTH COUNTRY
12MINE FOR ME
ポール・マッカートニー作によるメロディアスなナンバー。娼婦とのほろ苦い愛のひと時を綴った内容で、ゆったりとした曲調に合わせてロッドのヴォーカルも穏やか。スティール・ドラムの音色がトロピカルな雰囲気を伝えてくれる一曲。