ミニ・レビュー
ヘフスは元ハンブルク歌劇場首席で、ジャーマン・ブラスのメンバー。最初のオネゲルから、強音でも柔らかさを失わないロータリー特有の美音で酔わせる。タンギングの連打や長フレイズなどの場面でもムラなく、安定感この上なし。プログ作品でのピアノを利用した反響の妙味もよくとれている。★
ガイドコメント
ドイツを代表するトランペット奏者、ヘフスが長年演奏し温めてきた作品を収めたアルバム。優れたテクニックと高い音楽性を感じさせる演奏だが、なかでもロータリー・トランペットを使用したヒンデミットは必聴だ。
収録曲
01イントラーダ (オネゲル)
02ソロ・ド・コンクール (シャリエ)
03ルスティク (ボザ)
04ガヴォット・ド・コンセール (ズーターマイスター)
05ソナチネ (フランセ)
063つのミニアチュア (プログ)
07トランペット・ソナタ変ロ調 (ヒンデミット)
08レジェンド (エネスコ)
演奏
マティアス・ヘフス(TP) ステファン・キーファー(P)