ミニ・レビュー
いまいちフックが効いていないように思えたダラス・オースティン・プロデュース(1)だが、哀愁味のある曲調がひょっとすると彼なりのJポップとのすりあわせなのかも。小室哲哉の手になるカップリング曲(2)のほうが、日本語が壊れて聴こえるのがおもしろい。
ガイドコメント
アメリカR&Bシーンの超大物プロデューサー、ダラス・オースティンが初めて手がける日本人アーティストがなんと我らが安室ちゃん。彼女の活動休止期間中に、雨後の筍のようにわいて出た女性シンガーたちをこれで一気に引き離すことになるのか?
収録曲
01SOMETHING 'BOUT THE KISS
02YOU ARE THE ONE (FEATURING IMAJIN)
ヴォーカルにイマジンが参加した、感情的でブラック・フィーリングたっぷりなスティーヴィー・ワンダー直系のヴォーカルを披露し、貫禄を誇示しているナンバー。決して力むことなく、マイペースで自然体の安室奈美恵のヴォーカルは素晴らしい。
03SOMETHING 'BOUT THE KISS (THE ALL OUT MIX)
キスをテーマに歌った情熱的な曲で、この“THE ALL OUT MIX”は、大胆にラップをフィーチャーしたヒップホップ色の強いものに仕上がっている。骨太のラップと繊細なコーラスが絡み合う終盤はインパクト大。
04SOMETHING 'BOUT THE KISS (インストゥルメンタル)