ミニ・レビュー
72年の作品。Disc1はフィル・スペクターのプロデュースによるスタジオ録音。Disc2はライヴで、(3)〜(6)はフランク・ザッパ&マザーズとの共演だ。政治的な内容の歌が多く、レノンのラディカルな面を浮かび上がらせてはいるが、作品としてはやや散漫。
ガイドコメント
「あぁ、やっぱりジョンはロックンローラーだ」と痛感させられる、[2](3)〜(6)でのフランク・ザッパとの共演も収録したメッセージ色濃厚な72年発表作。社会情勢に対する怒りを過激に叩きつけた楽曲群は、あくまでも“武力”ではなく“知恵”を使っての闘争を我々に教示。そろそろ“愛と平和のヒト”扱いはやめようよ。
収録曲
[Disc 1]〈サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ〉
01WOMAN IS THE NIGGER OF THE WORLD
02SISTERS, O SISTERS
03ATTICA STATE
04BORN IN A PRISON
05NEW YORK CITY
06SUNDAY BLOODY SUNDAY
07THE LUCK OF THE IRISH
08JOHN SINCLAIR
09ANGELA
10WE'RE ALL WATER
[Disc 2]〈ライヴ・ジャム〉
01COLD TURKEY
02DON'T WORRY KYOKO
03WELL (BABY PLEASE DON'T GO)
04JAMRAG
05SCUMBAG
06AU