ミニ・レビュー
アメリカの新進ベルイマン。強弱のコントラストをくっきりとつけ、音にエモーションをたっぷりとのせる。様式が変化していく時代の音姿を持つ作品を集めた斬新な選曲だが、知的クールに特質を際立たせるのではなく、カッと切り結んで想いに共振する。その音、シューベルト、ヤナーチェクとよく響き合う。
ガイドコメント
アメリカ出身、89年生まれの新世代ヴァイオリニスト、ベンジャミン・ベイルマンのワーナー・クラシックス専属契約第1弾アルバム。シューベルト、ヤナーチェク、ストラヴィンスキー、クライスラーを並べたプログラムで卓越した音楽性を存分に発揮している。
収録曲
01ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調D.574「グランド・デュオ」 (シューベルト)
02ヴァイオリン・ソナタJW7/7 (ヤナーチェク)
03「妖精の口づけ」〜ディヴェルティメント (ストラヴィンスキー)
04ウィーン風狂詩的小幻想曲 (クライスラー)
演奏
ベンジャミン・ベイルマン(VN) イェゴン・ソヌ(P)