ミニ・レビュー
ノリというにはちょっとすわりの浅いリズムと響きをキメるというよりは攪拌して動きを呼ぶといった風情の細部が競い合うアンサンブルによる、バーンスタイン流儀のザクザクとしたストラヴィンスキー。「結婚」が自身の作品の響きを彷彿とさせて面白い。
ガイドコメント
彼が得意とした「火の鳥」の熱演もさることながら、ゴージャスなピアニストを揃えた「結婚」も必聴でしょう。バーンスタイン生誕80周年記念企画《バーンスタイン・エディション》中の1枚。
演奏
レナード・バーンスタイン指揮 (1)(2)イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(3)アーニー・モーリー(S)パトリシア・パーカー(MS)ジョン・ミチンソン(T)ポール・ハドソン(BS)マルタ・アルゲリッチ,クリスティアン・ツィマーマン,シプリアン・カツァリス,オメロ・フランセシュ(P)イギリス・バッハ・フェスティヴァル合唱団,イギリス・バッハ・フェスティヴァル打楽器アンサンブル