ミニ・レビュー
末光篤は、作詞・作曲・編曲を手がけ、歌う唯一無二の“グラインド・ピアノマン”。クラシックのフィールドにざらついたロックの自己主張を激突。ピアノ本来の打楽器としての特性を活かし、湧き上がるメロディをピアノへと叩きつけている。
ガイドコメント
2ndシングル「Astaire」が好評を博した、SUEMITSU&THE SUEMITHの3rdシングル。本作でも、爽快なピアノ・ロックを聴かせてくれる。カップリングには、初のクリスマス・ソングも収録。恒例のカヴァー楽曲には、なんと少女隊をピックアップ。
収録曲
01Sunday'z Sun
ピアノを打楽器のように軽やかに叩きながら熱っぽく歌いかけるポップ・チューン。ギター、ベース、ドラム、ヴァイオリン、そしてコーラスが一体となって、気持ちのよいグルーヴと疾走感を生み出している。
02U R My Christmas
ピアノを弾きながらゆったりと歌うバラード・ナンバー。これまでのいくつものクリスマスの思い出をたどりながら、今夜一人この部屋で、窓の外は白い雪というシチュエーションに、たまらないほどのせつなさと寂しさが迫ってくる。
03Forever
何かをつかむために旅に出ようと歌う、ピアノもギターもドラムも陽気に跳ねているサウンドが印象的なポップス。英語交じりの歌詞に流れるようなメロディやサウンドの華麗な展開など、いかにも都倉俊一らしさが出たオシャレなナンバーだ。