ミニ・レビュー
1960代始め、78年、91年に収録されたベートーヴェン集。若い日の強烈なアタックと、どこかさり気ないアダージョ。そして最後期ソナタ3曲できかせる深く大きな世界。どちらもリヒテル。30年以上にわたるピアニスト変遷は何度聴いても興味が尽きない。
ガイドコメント
20世紀の偉大なピアニストを集大成したシリーズの1枚。このシリーズでは2枚目のリヒテル。メロディアとフィリップス両方の音源からとられている。
収録曲
[Disc 1]
01ピアノ・ソナタ第12番変イ長調op.26
02ピアノ・ソナタ第17番ニ短調op.31-2「テンペスト」
03ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調op.57「熱情」
04アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調WoO.57
[Disc 2]
01ピアノと管弦楽のためのロンド変ロ長調WoO.6
02ピアノ・ソナタ第30番ホ長調op.109
03ピアノ・ソナタ第31番変イ長調op.110
04ピアノ・ソナタ第32番ハ短調op.111
演奏
スヴャトスラフ・リヒテル(P) [2] (1)クルト・ザンデルリンク指揮 ウィーン交響楽団