ミニ・レビュー
BUCK−TICK初のライヴ盤。今年のツアーの最終公演である、5月8,9日の日本武道館でのライヴを収録したもの。近年ますますデジタル寄りのロックを作っている彼らの今が感じられる。同時にビデオも発売されたが、(7)(8)(12)(16)はCDのみの収録。
ガイドコメント
同タイトルのツアーでの日本武道館2Daysを収録したバクチク史上初のライヴ・アルバムにはビクター時代の歴史的楽曲もありファンにとって非常に嬉しい1枚に! 臨場感がたっぷり味わえる。
収録曲
01SEXY STREAM LINER
02ヒロイン
03蝶蝶
04迦陵頻伽 (Kalavinka)
05囁き
06螺旋 虫
07Tight Rope
96年発表のアルバム『COSMOS』に収録されたナンバーのセルフ・カヴァー。重厚感あるサウンドによって、男っぽさのあふれる骨太ヴァージョンに生まれ変わった。愛と死を意識した詞世界も面白い。
08CHAOS〜キラメキの中で
09MY FUCKIN' VALENTINE
スリリングな16ビートのエレクトロ・ロック。シンセサイザーを駆使した緻密なバッキングと、エフェクトをかけて歪ませたラップ風のヴォーカルが魅力。現代社会の乱れや人間のおごりをテーマにした、挑戦的な歌詞にも注目だ。
10リザードスキンの少女
11無知の涙
12見えないものを見ようとする誤解 全て誤解だ
13キミガシン..ダラ
14Schiz・o幻想
15タナトス
16キャンディ
ソリッドな8ビートのポップ・ロック・ナンバー。イントロのキャッチーなフレーズやアウト気味のノイジーなソロ、中音域をカットしたバッキング・リフなど、ギター・サウンドの魅力が堪能できる1曲だ。無機質なエンディングも面白い。