シザー・シスターズ / ときめきダンシン〈期間限定特別価格盤〉 [限定]

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シザー・シスターズ / ときめきダンシン〈期間限定特別価格盤〉 [限定]
CD
ミニ・レビュー
デビュー作が特にイギリスで大ヒットしたニューヨーク出身の5人組。2枚目となる本作でも軽快なダンサブル・ポップ・チューンを揃え、普遍的なスタイルの中に埋もれないパーソナリティを発揮。巧さと楽しさが共存している。(1)ではエルトン・ジョンが客演。★
ガイドコメント
デビュー作から約2年ぶりとなるアルバム。ビー・ジーズやジャクソン5を思わせるディスコ・チューンの1stシングル「ときめきダンシン(アイ・ドント・フィール・ライク・ダンシン)」をはじめ、ポップなダンス・ミュージックが満載の内容だ。
チャート
  • TOWER RECORDS 渋谷 アルバム総合
    20位 (2006/10/9)  ⇒  23位 (10/16)
  • TOWER RECORDS 新宿 アルバム総合
    19位 (2006/10/16)
  • TOWER RECORDS ロック&ポップス アルバム
    8位 (2006/10/9)  ⇒  7位 (10/16)  ⇒  13位 (10/23)
収録曲
01I DON'T FELL LIKE DANCIN'
ビー・ジーズからヒントを得たという、80年代ディスコを思わせるダンス・チューン。エルトン・ジョンによるはじけたピアノに乗せて、ピコピコとした電子音が飛び交うなかで、“踊る気分じゃない”と歌われるのが特徴的だ。
02SHE'S MY MAN
規則的に刻まれるタフなビートに乗って、ブルージィなギターとともに流れるような展開で疾走していくロック・ナンバー。男らしさが漂うサウンドと“彼女は頼りになるんだよ”という歌詞の組み合わせが、実にユニークだ。
03I CAN'T DECIDE
バンジョーを使ったカントリー・ミュージックのスタイルを採り入れていて、アメリカ南部風の香りが漂う。芝居がかったヴォーカルとそれに重なるコーラスが、ちょっとしたミュージカルを連想させ、コミカルななかにも“泣き”の要素もうかがえるナンバーだ。
04LIGHTS
感情を抑えたヴォーカルに妖しげな色気が感じられる、クールかつファンキーなナンバー。サックスやトランペットを絡ませながら、決して大仰な展開にはならないストイックなアンサンブルが、どこか思わせぶりな面持ちをみせている。
05LAND OF A THOUSAND WORDS
着実にリズムを刻んでいくピアノとともに、優しく包容力のあるメロディを聴かせるバラード。壮大な物語を感じさせる詞が、ストリングスを駆使した温かくやわらかなサウンドによって、ドラマティックに響きわたっている。
06INTERMISSION
人生の儚さを思わせるヴォードヴィル調の小曲。ヴァン・ダイク・パークスによる奇妙なストリングス・アレンジが、滑稽ながらも悲劇的でもある曲調を味わい深く引き立てている。エルトン・ジョンがピアノで参加。
07KISS YOU OFF
80年代ニューウェイヴ風のシンセのビートに乗せて、アナ・マトロニックが倦怠感をまき散らしながら、突き放すように歌いかけるナンバー。ほのかにパンクを感じさせる退廃的なバンド・サウンドが、倦怠感に拍車をかけている。
08OOH
ファルセットと地声を行ったり来たりする、独特のグルーヴ感が特色のダンス・ナンバー。ファンキーでウェットな雰囲気をもったサウンドのせいか、フワッと宙に浮くような“Ooh”という魅惑的な掛け声にも、どことなく憂鬱さが漂っている。
09PAUL MCCARTNEY
「ポール・マッカートニーが夢に出てきた」ことをきっかけに作られたという、タイトルもズバリそのままの曲で、“あなたの歌は心を奪う”などポールへの称賛の言葉が並んでいる。何かに夢中になっていく瞬間をとらえた、キラキラしたダンス・チューンだ。
10THE OTHER SIDE
硬質なギター・サウンドと美しいピアノの旋律が洗練したムードを醸し出すなかで、スピリチュアルな歌が静かに響きわたる。アダルトな音色のサックスが都会的な雰囲気を漂わせる異色のナンバーで、神秘的なオーラも見え隠れしているようだ。
11MIGHT TELL YOU TONIGHT
力強いピアノに乗せて普遍的なメロディを聴かせる、恋人への愛を綴ったラブ・ソング。温かく牧歌的なサウンドに包まれながら、「愛していると“今夜は言ってしまおうか”」と歌うさまが、じれったくもいじらしい。
12EVERYBODY WANTS THE SAME THING
力強いバンド・サウンドとともにソウルフルなコーラスが展開される、パワフルなナンバー。愛や自分の生き方を見つけていくという詞が、土臭さの感じる演奏からゴスペル調のコーラスにまで相まって、感動的な楽曲を創り上げている。
13TRANSISTOR
歪んだギターや機械的な電子音をミックスしたサウンドに鈍い低音のベースが相まって、不穏な空気を運んでくるようなエレクトリックなナンバー。異空間をさまよいながら秘密の暗号をやり取りする雰囲気を持った、ノイズがかった音処理が特徴的。
14AMBITION
ピアノとベースが軸となって奏でるブルース寄りのメロディのなかを、ファンキーなリズムのギターが刻んでいく、アルバム『ときめきダンシン』に収録の日本のみのボーナス・トラック。ヘヴィでルーズなアレンジがアダルトなムードを作り出していて、エフェクトがかったギターの残響音も印象的。
(13)(14)ボーナストラック
タイアップ
  • 「 DON’T FEEL LIKE DANCIN’ (ときめきダンシン)」 - テレビ東京「SHOWBIZ COUNTDOWN」オープニングテーマ
  • 「I DON’T FEEL LIKE DANCIN’ (ときめきダンシン)」 - テレビ神奈川「Billboard Top 40」エンディングテーマ
  • 「I DON’T FEEL LIKE DANCIN’ (ときめきダンシン)」 - ミュージック・ドット・ジェイピー「MUSIC.JP」TV-CMソング
  • 「I DON’T FEEL LIKE DANCIN’ (ときめきダンシン)」 - フジテレビ「バニラ気分」テーマソング
  • 「I DON’T FEEL LIKE DANCIN’ (ときめきダンシン)」 - テレビ神奈川「洋楽天国 MONDAY」テーマソング
封入特典
  • 解説・歌詞・対訳
アーティスト
  • シザー・シスターズ
    米国ニューヨーク出身の5人組バンド。2003年にシングル「ローラ」でデビュー。2004年にファースト・アルバム『シザー・シスターズ』を発表。米国だけでなく、英国でもチャートを賑わした。ニューヨークのナイト・ライフやゲイ・カルチャーに影響を受……
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https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
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