ミニ・レビュー
BGMとしてバロックでもいかが、という企画ものだが、選曲は担当者の生真面目さが出て、結構なバロック入門集になっている。演奏スタイルはちょっと古いが、一般的なバロックのイメージは、いまだにこんなもんだろう。何か一枚という人にはいいかもね。
ガイドコメント
都会的センスのマリナー、あくまで“バロック的”なミュンヒンガーの対比が興味深い盤です。新マスタリング“AMSI”でコンサート・ホールの音場が部屋に。《エロクァンス・シリーズ》中の1点です。
収録曲
01序曲ニ長調 (テレマン)
02オラトリオ「ソロモン」〜シバの女王の入城 (ヘンデル)
03組曲「王宮の花火の音楽」〜2.ブーレ/3.平和/4.歓喜 (同)
04フルート協奏曲第2番ニ長調 (ペルゴレージ)
05ヴァイオリン協奏曲ヘ短調op.8-4 RV297「冬」 (ヴィヴァルディ)
06管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067〜4.ブーレー1、2/5.ポロネーズ―ドゥーブル/6.メヌエット/7.バディネリ (J.S.バッハ)
07ヴィオラ協奏曲ト長調 (テレマン)
08管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068〜2.エア/3.ガヴォット1、2/4.ブーレー/5.ジーグ (J.S.バッハ)
09アダージョ ト短調 (アルビノーニ)
演奏
(1)〜(3)(7)ネヴィル・マリナー指揮 アカデミー室内管弦楽団(4)〜(6)(8)(9)カール・ミュンヒンガー指揮 シュトゥットガルト室内管弦楽団(4)(6)ジャン=ピエール・ランパル(FL)(5)コンスタンティ・クルカ(VN)(7)ステファン・シングルス(VA)