吉田拓郎 / ベスト [3CD]

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吉田拓郎 / ベスト [3CD]
CD
  • アーティスト:
  • 原題:
    TAKURO YOSHIDA BEST
  • ジャンル:
    日本のロック&ポップス
  • レーベル:
    GT music
  • 規格品番:
    SRCL-5067〜9
  • 価格:
    4,189 円(税込)
  • 発売日:
  • 取り扱い店:
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収録曲
[Disc 1]
01今日までそして明日から
拓郎のボブ・ディラン・フォロワーぶりが顕著に出た、アコギとブルースハープのみの弾き語りナンバー。自らを達観したような厭世的な歌詞からは、発表当時20歳そこそこだった拓郎の早熟さがうかがえる。
02たどり着いたらいつも雨降り
モップスによる骨太カヴァーも有名なナンバーだが、本家拓郎ヴァージョンは若干おとなしめ。アコギとバンジョーをフィーチャーしたアレンジで、のどかなフォーク・ロック・ナンバーに仕上げている。
03祭りのあと
アコギとブルースハープを軸にしたシンプルな演奏に乗せ、男の色気たっぷりのヴォーカルを聴かせる名曲中の名曲。“祭りのあと”というフレーズは、学生運動が終焉を迎えた時代の空気ともリンクしている。
04春だったね
72年発表のアルバム『元気です』のオープニングを飾るフォーク・ロック・ナンバー。ハモンド・オルガンをフィーチャーした心浮き立つアレンジとは裏腹に、歌詞は別れた恋人への未練を綴ったものとなっている。
05制服
73年発表のアルバム『伽草子』収録のアコギ弾き語りナンバー。集団就職のために東京へ出てきた女子高生の一群。それを見つめながら、都会の生活の息苦しさを吐露する拓郎。その語りかけに圧倒される。
06ビートルズが教えてくれた
タイトルそのままに、ビートルズの生き方から学んだことを歌ったミディアム・ナンバー。ややもすれば説教臭いメッセージ・ソングに陥ってしまうところを、ピアノとサックスを軸にしたアレンジで嫌味なく仕上げている。
07新しい朝 (あした)
アルバム『伽草子』のラストを飾るナンバー。ゆったりとしたミディアム・テンポで始まり、中盤からはブラス・セクションを用いたロック・アレンジへと移行していく、拓郎作品の中では凝った作りの異色作。
08人生を語らず
“語らず”と言いつつも、“人生とは”を熱く雄弁に語る拓郎。「越えて行け そこを!」というサビのフレーズに感化され一大奮起した、当時の若者の姿が容易に想像できる、罪作りなナンバー。
09知識
頭でっかちの人間に対して啖呵をきるメッセージ・ソングだが、演奏のほうは爽やかなフォーク・ロック調に。間奏のギター・ソロも健全としており、威勢のいい歌詞とのギャップが不思議な味わいを生んでいる。
10子供に
73年発表のシングル「金曜日の朝」のカップリング・ナンバー。ヴォーカル、演奏ともにテンションの高い秀作で、デビュー曲「イメージの詩」の一節を引用した歌詞も興味深い。オリジナル・アルバム未収録曲。
11旅の宿 (シングル・バージョン)
60万枚というセールスを記録した、72年発表の大ヒット・シングル。アルバム『元気です』収録の弾き語りヴァージョンとは異なり、ベースやギター・ソロを配した若干のよそいきアレンジとなっている。
12蒼い夏
アコギのスリー・フィンガーとピアノをバックに歌われるフォーク・ナンバー。物憂げなヴォーカルや曲全体を包むエコー感、夏の日の情景を静観する歌詞の世界は、アシッド・フォークにも通じるものがある。
13暑中見舞い
楽しげに踊るピアノが印象的な、「結婚しようよ」路線のカントリー・ロック・ナンバー。休暇先から知人にあてた手紙をそのまま歌詞にしたような内容で、弛緩しきった心情が軽やかな演奏に乗って歌われている。
14夏休み
吉田拓郎の楽曲で最も人気のある曲のひとつ。ギターの哀愁度とメロディの美しさが完璧。「麦わら帽子」「たんぼの蛙」「きれいな先生」と出てくる名詞のすべてが、“夏休み=失われたすべてのもの”を象徴しているようだ。
15せんこう花火
孤独感に押しつぶされそうな古屋信子の歌詞、その痛みを見事に表現した拓郎のヴォーカル。わずか2分程で終わってしまうのが実に惜しいミディアム・ナンバーで、初期拓郎の隠れた名曲のひとつ。
[Disc 2]
01襟裳岬
森進一に提供(作詞は岡本おさみ)したナンバーのセルフ・カヴァー。森ヴァージョンとは趣を異にするカントリー・ロック仕様となっており、全編に配されたブルースハープが曲の持つ漂泊感をいっそう強いものにしている。
02ある雨の日の情景
雨の日の情景を歌った児童唱歌風の小品。メロディ・ラインは、“わらべ”の「もしも明日が」の佇まい。拓郎のヴォーカルとジェントルな男性コーラスの掛け合いが楽しめる。遊び心に溢れたアレンジは拓郎自身によるもの。
03結婚しようよ
フォーク・ソングを一躍メジャーにし、自身のヒットの転機にもなった大ヒット曲。ギターへの愛情たっぷりのカントリー風サウンドが、“結婚しようよ”という詞世界ぴったり。幸福感を内包する希望あふれる一曲。
04金曜日の朝
73年発表のシングルで、オリジナル・アルバム未収録のミディアム・ナンバー。ゴスペル風の女性コーラス、粒立ちの良い各楽器のサウンドなど、アレンジを担当した柳田ヒロの手腕が光る。
05シンシア (よしだたくろう&かまやつひろし)
オリコン・チャート21位を記録した、72年発表のヒット・ナンバー。かまつひろしとのデュエットで、夢に破れた若者の心情を歌っている。“シンシア”とは当時のトップ・アイドル、デビュー曲「17才」で知られる南沙織の愛称。
06竜飛崎 (よしだたくろう&かまやつひろし)
シングル「シンシア」のカップリングに収録された、かまやつひろしとのデュエット。知名度の高いA面の影に隠れがちだが、「襟裳岬」を彷彿とさせる岡本おさみの歌詞や、息のあったヴォーカルなど聴きどころは多い。
07伽草子
アルバム『伽草子』のタイトル曲で、シングル・カットもされたミディアム・ナンバー。作詞は小室等などへの提供でも知られる白石ありすで、「旅の宿」にも通じる酩酊したカップルのまどろんだひと時を歌っている。
08花酔曲
72年発表のシングル「おきざりにした悲しみは」のカップリング・ナンバー。オルガンやアコギを軸にした、いわゆる“拓郎サウンド”のカントリー・ロックだが、半音を用いたメロディなどに工夫の跡も見られる。
09リンゴ
ロック的なダイナミズムを持ったアコギ弾き語りナンバー。ひとつのリンゴとカップルを軸に、ピタリと止まった時間を描き出した岡本おさみの歌詞が秀逸。骨太なタッチのスリー・フィンガーも緊張感に満ちている。
10おきざりにした悲しみは
72年にシングル・リリースされたミディアム・ナンバー。岡本おさみによる前時代的な歌詞は、仁侠映画の孤独な討ち入りシーンを彷彿とさせる寒々としたもの。独特な歌詞をものにできるのは、拓郎のヴォーカルのオリジナリティによるところが大きい。
11夕立ち
喫茶店を舞台に「一緒に暮らそう」と彼女に言い出せない、男のモジモジっぷりを描いたフォーク・ロック・ナンバー。ピュアな世界観とあわせるように、拓郎のヴォーカルも幼く愛らしいものになっている。
12からっ風のブルース
アルバム『伽草子』のオープニングを飾るファンク・ナンバー。後藤次利のうねりまくるベースと、チト河内のタイトなドラムスの掛け合いが絶妙で、思わず体を動かしてしまうようなグルーヴに満ちている。
13こんなに抱きしめても
73年発表のシングル「伽草子」のカップリング・ナンバー。アメリカン・オールディーズ風の異色ナンバーで、華やかな後追いコーラスは松任谷由実の「ルージュの伝言」を彷彿とさせるよう。彼には珍しい曲調だが、まぎれもなく“拓郎印”。
14暮らし
単純なメロディの繰り返しに乗せて、それまでの自分の生き方を振り返ったカントリー・ロック・ナンバー。すべてを悟りきった自己総括的な歌詞からは、若くして頂点まで登りつめた拓郎の悲哀も見え隠れしている。
15僕の唄はサヨナラだけ
恋人への決別を告げる内容だが、そこに男の強がりを覗かせるところが実に拓郎らしいファンク・ナンバー。跳ねたリズムにピタリとはまったヴォーカルが絶品で、初期の名唱のひとつに挙げられる。
[Disc 3]
01加川良の手紙
拓郎とともにアフター岡林信康を代表するシンガー、加川良からの手紙にメロディを付けたナンバー。のどかなカントリー・ロックに乗せて、ポエトリー・リーディング風のヴォーカルを聴かせている。
02おやじの唄
シングル「旅の宿」のカップリング・ナンバー。他界した父親へ向けた内容だが、お涙ちょうだい的なエピソードに陥らないところが面白い。ポロリとこぼすあたたかい感謝の言葉がよけいに胸を打つ。
03君去りし後 (ライヴ)
73年発表のライヴ盤『LIVE'73』収録のファンク・ナンバー。岡沢章のベースを軸としたグルーヴィな演奏に乗せて、拓郎のヴォーカルも躍動している。ストレートな表現を避けた暗喩的な歌詞も秀逸だ。
04ひたらひら (ライヴ)
73年発表のライヴ盤『LIVE'73』収録のミディアム・ナンバー。上っ面だけの人間関係を“ひらひら”と表現した岡本おさみの歌詞を、あきらめにも似た穏やかなヴォーカルで歌い上げている。
05マーク2'73 (ライヴ)
70年発表のデビュー・シングル「イメージの詩」のカップリング曲。アルバム『LIVE'73』収録の本ライヴ・ヴァージョンは、エレキ・ギターのカッティングで幕を開けるロック・アレンジとなっている。
06落陽 (ライヴ)
拓郎の代表曲のひとつだが、ライヴ・アルバム『LIVE'73』に収録された本音源が初出。無頼な主人公を描き出した岡本おさみの歌詞や冒頭のギター・ソロなど、扇情的かつ緊張感に溢れたナンバーだ。
07となりの町のお嬢さん
自身が設立したフォーライフ・レコードから、75年にリリースされたシングル曲。マンドリンやアコーディオンを用いたカントリー・サウンドに乗せて、都会からやって来た女性に対するピュアな恋心を歌っている。
08明日 (あした)に向かって走れ
76年発表のシングルで、同名アルバムにも収録されているフォーク・ロック・ナンバー。前年に開催された「つま恋コンサート」の達成感からか、憑き物が取れたように穏やかな表情をみせるヴォーカルが印象的だ。
09たえこ MY LOVE
76年発表のシングルで、オリジナル・アルバム未収録曲。ロッカ・バラードで始まり、中盤からストリングスや女性コーラスを配したポップスへと展開していく。ラブコメ風のタイトルに反して、中身は意外に硬派だ。
10もうすぐ帰るよ
77年発表のシングルで、オリジナル・アルバム未収録のロック・ナンバー。徹夜仕事を終えて恋人のもとへ帰る、男の心情を歌ったもの。ヴォーカルや歌詞から伝わってくる微熱感が、たまらなくカッコイイ。
11舞姫
78年発表のシングルで、オリジナル・アルバム未収録のミディアム・ナンバー。松本隆による歌詞は、“瓦斯(ガス)灯”や“舞踏会”など古風な言葉が頻出する、彼らしいテイストが満載だ。
12イメージの詩 (うた)
70年発表のデビュー曲で、当時のシングルとしては異例とも言える7分弱の大作。“古い船を動かせるのは古い水夫じゃないだろう”という歌詞の一節は、変革を目指す若者から大きな共感を得た。
13外は白い雪の夜
作詞・松本隆、作曲・吉田拓郎という、最良の形が結実した名曲。喫茶店での別れ話が、男性と女性双方の視点から描かれている。映画を観たような聴後感を味わえるのは、歌詞の構成によるところが大きい。
14男達の詩 (うた)
ドラマティックなエレキ・ギターがフィーチャーされたロック・ナンバー。シンセ・アレンジなどには若干の古臭さを感じるものの、吐き捨てるような拓郎のヴォーカルからは、時代を超越した魅力を痛感させられる。
15二十才のワルツ
演歌のようなイントロが印象的なワルツ・ナンバー。拓郎の歌唱スタイルが凄みを増すのは、こういったポツリポツリと語りかけていくタイプの曲。聴き手との距離感を掌握したような、見事なヴォーカルに聴き惚れてしまう。
タイアップ
  • 「夏休み」 - 富士フイルム「デジカメプリント」
アーティスト
  • 吉田拓郎
    1946年4月5日、鹿児島に生まれ、広島で育つ。高校時代からバンド活動を始め、68年に広島フォーク村結成に参加。70年にフォーク村の仲間たちとアルバムを発表。同年秋『青春の詩』でデビュー。翌71年『人間なんて』がヒットしてフォーク界の寵児と……
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