ミニ・レビュー
56年録音だからモダン楽器使用は当然だが、ちょっとバロック・ヴァイオリンみたいな響きが聴こえてきて面白い。伴奏のカスタニョーネがチェンバロ奏者として古楽に造詣深かったこととも関係があるかも。ヴィターリのシャコンヌはグリュミオー自身の編曲。
ガイドコメント
グリュミオーの名盤がなんと1,000円で登場、{永遠のグリュミオー1000}全30点中の1枚。明るい音色と完璧なテクニック、表情の変化も絶妙。グリュミオー全盛期の凛々しい演奏だ。
収録曲
01ヴァイオリン・ソナタ ト短調「悪魔のトリル」 (タルティーニ/クライスラー編曲)
02ヴァイオリン・ソナタ ニ短調op.5-12「ラ・フォリア」 (コレッリ/カスタニョーネ編曲)
03シャコンンヌ (ヴィターリ/グリュミオー編曲)
04ヴァイオリン・ソナタop.1-7 (ヴェラチーニ/カスタニョーネ編曲)
演奏
アルテュール・グリュミオー(VN) リッカルド・カスタニョーネ(P)