ミニ・レビュー
ネマニャ・ラドゥロヴィチがヴァイオリンとヴィオラの二刀流。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ではネマニャの独特の歌いまわしが面白い。ゲッツェル指揮ボルサン・イスタンブール・フィルの演奏にも注目。弦楽アンサンブル+ピアノのヴィオラ版「ロココの主題による変奏曲」も楽しい。
ガイドコメント
ネマニャのドイツ・グラモフォンからの第4弾として発売されたもの。ラ・フォル・ジュルネで注目され、当盤を含む来日記念盤で話題をさらい、ロックなスタイルともども一気に人気者になった。破天荒に見えて実はオーソドックスな実力派。
収録曲
チャイコフスキー:
01ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.35
02ロココの主題による変奏曲イ長調op.33 (イヴァン・カッサールによるヴィオラ、弦楽アンサンブルとピアノのための編曲)
演奏
ネマニャ・ラドゥロヴィチ((1)VN,(2)VA) (1)サッシャ・ゲッツェル指揮 ボルサン・イスタンブール・フィルハモニー管弦楽団 (2)ドゥーブル・サンス ステファニー・フォンタナローザ(P)