ミニ・レビュー
2006年初となるシングルのリリース。前作「のうぜんかつら」に続いて山元隆二との共作。彼女独特の音世界は今回も変わらず、甘く切ないバラードをしっとりと描く。懐かしいところで81年の鹿取洋子のカヴァー「ゴーイン・バック・トゥ・チャイナ」を収録。
ガイドコメント
個性派女性シンガー・ソングライターの5thシングル。人気曲「サリー」や「のうぜんかつら」にも通じる彼女らしい爽やかで切ないポップ・ナンバー。カップリングには鹿取洋子の81年のヒット曲カヴァー「ゴーイン・バック・トゥ・チャイナ」などを収録。
収録曲
01TEXAS
本人自ら“男版・あなたと私にできる事”という、切なくて愛らしいラブ・ソング。あまりにも可憐、しかし、きちんと洗練されたメロディ・ラインに普遍的な魅力が宿る名曲だ。聴く人を何気なく励ますリリックも秀逸。
02ヘイディーズ
ライヴで披露され、数多くのファンから問い合わせがあったバラード・ナンバー。いまは自分を許して、ゆっくり眠ろうよ……。そんな柔らかいメッセージがじんわりと伝わる、生き生きとした感情をたたえたヴォーカルがいい。
03ゴーイン・バック・トゥ・チャイナ
シンガー・鹿取容子による80年のヒット・チューンのカヴァー。しなやかなディスコ・サウンドのなかで自由きままに遊びまくる安藤裕子のヴォーカルは、魔法がかかったようにどこまでもキュート。80'sが似合う、と思わせるシンガーだ。
04TEXAS (inst.)
05ヘイディーズ (inst.)
06ゴーイン・バック・トゥ・チャイナ (inst.)