ZEEBRA / The Anthology [デジパック仕様] [3CD] [廃盤]

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ZEEBRA / The Anthology [デジパック仕様] [3CD] [廃盤]
CD
  • アーティスト:
  • 原題:
    THE ANTHOLOGY
  • ジャンル:
    ラップ/ヒップホップ(国内)
  • レーベル:
    UBG / ポニーキャニオン
  • 規格品番:
    PCCA-02741
  • 価格:
    4,950 円(税込)
  • 発売日:
  • 取り扱い店:
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ミニ・レビュー
キングギドラのMCとして頭角を現し、その後ソロでヒップホップ・シーンを牽引してきたZEEBRAの20周年記念アンソロジー盤。ユニット、ソロ、客演とさまざまなスタイルであっても決して揺らがないのは、時代を見つめる鋭い眼とつねに真摯なアティテュードがあるから。それを大いに感じさせるマスターピースだ。ともに黎明期から活躍したTWIGY&DEV LARGEとの「PLAYER'S DELIGHT」や安室奈美恵やAIらとのコラボ、Sphere of Influenceとの兄弟競演曲など聴きどころ満載。ディスク3には外仕事曲に加えキングギドラの楽曲も収録。
ガイドコメント
キングギドラ時代のナンバーも網羅したラッパー、ZEEBRAのコンプリート・ベスト。これまで発表した楽曲からおよそ50曲をセレクト、ジャパニーズ・ヒップホップを牽引した歴史的なナンバーから安室奈美恵や童子-Tらとのコラボ曲までが楽しめる。
チャート
  • TOWER RECORDS 渋谷 アルバム総合
    10位 (2008/9/15)
  • TOWER RECORDS ジャパニーズ ロック&ポップス アルバム
    3位 (2008/9/15)  ⇒  20位 (9/22)  ⇒  18位 (9/29)
収録曲
[Disc 1]
01真っ昼間
“フューチャー・ショック”からのソロ第1弾シングル。ギターとドラムによるジャジィなトラックの上で歌われるのは、真夏の一日の出来事について。98年当時の若々しく粘着性のあるZEEBRAのフロウが聴けるナンバー。
02Original Rhyme Animal
異名の“ZEEBRA THE ILL SKILL”をスクラッチしたフレーズが印象的な、ソロ初期のナンバー。スリリングなループ・トラックとともにクールなライム・スキルを発揮し、“城南のキレた暴れシマウマ”の快進撃を宣言している。
03未来への鍵 (feat.AKEEM DA MANAGOO)
AKEEM DA MANAGOOをフィーチャーし、98年から20年後へ向けた手紙というスタイルで綴るメッセージ・トラック。犯罪や社会問題を憂いながら、そんな時代を生きる子供たちへ“まずは今日をしっかり生き抜け”と説いている。
04Parteechecka (Bright Light Mix)
加藤ミリヤが「FUTURECHECKA」としてリメイクしたことでも知られる、国産パーティ・チューンのクラシックともいえるナンバー。“パーティラリラリラリラリラー”という中毒性の高いフレーズにアガること間違いなしだ。
05ZEUS 2000
ヴォーカルにAIKO、トラック制作にDJ HASEBEという初期Sugar Soulメンバーを迎えた、ミレニアムを祝うパーティ・チューン。Sugar Soul「今すぐ欲しい」を想わせるフレーズもあり、ZEEBRAと彼らの相性の良さもうかがえる。
06MR.DYNAMITE
2000年発表の2ndアルバム『BASED ON A TRUE STORY』からの先行シングル。ストリート感覚を強調した荒削りなフロウが印象的なナンバーで、先頭切ってシーンを切り開いていく気概が感じられる。
07PLAYER'S DELIGHT (ZBR-5000 mix) (featuring TWIGY and DEV-LARGE)
TWIGYとDEV-LARGEを迎えてのマイクリレーとなるパーティ・トラック。バスケットボールを題材に、渋声のZEEBRA、粘着性あるTWIGY、エッジを効かせたDEV-LARGEが、それぞれのヒップホップ・アティテュードを宣言していく。
08The Untouchable
キーボードの音を軸とした不穏なメロディの上で展開されるアンチテーゼ。ジャパニーズ・ヒップホップのパイオニアを自負するZEEBRAが、ヒップホップの現状や音楽シーンを嘆き、言葉の拳銃で喝を入れていく。
09CHILDREN'S STORY
子守唄代わりに子供に教訓を伝えるという設定で展開されるストーリーテリング。金を得るために違法なことに手を染めた結果、17階からの転落死という結末で人生を終えたチルドレンズ・ストーリーを、クールにフロウしている。
10プラチナム・デート (featuring DOUBLE)
11城南ハスラー
型だけのカタログ・ヒップホッパーやZEEBRAが売れたことをねたむプレイヤー・ヘイターたちを痛烈にこき下ろすナンバー。不穏で不気味なボトムとアラビア風のアレンジが、ダークでダーティな世界観を効果的に生み出している。
12結婚の理想と現実
母子家庭で育った自身が、離婚して一人で子供を育てる苦労や親のありがたみを綴ったメッセージ・ソング。どんなことがあっても“上向こう”というフックに加え、アウトロでの盟友・K DUB SHINEの語りがなんとも切ない。
13Neva Enuff (featuring AKTION)
2001年公開の北野武監督映画『BROTHER』にインスパイアされ、そのシーンを随所に組み込んだヴァイオレンスなトラック。同作品に出演した真木蔵人がAKTION名義で参加し、ダイナミックで男臭いラップを披露している。
14BABY GIRL
15Jackin' 4 Beats
日本のヒップホップの名作、MICROPHONE PAGER「病む街」からOZROSAURUS「AREA AREA」までの10曲を8小節毎にサンプリングして繋いだ、『The Anthology』新録曲。原曲のライムも巧みに組み込み、90年代の空気をしっかりと表現している。
[Disc 2]
01BIG BIG MONEY (feat.HIRO)
02SUPATECH (what's my name?)
03Perfect Queen
04Touch the sky
フュージョン・ポップ・バンド、LEVEL42の「SOMETHING ABOUT YOU」を拝借したファンキーなナンバー。軽快なフレーズのループが腰を揺らすパーティ・トラックを手掛けたのは、ZEEBRAも所属するユニット、FIRSTKLAS。
05burnitup (feat.FIRE BALL)
FIRE BALLを迎え、ダンスホール・レゲエとヒップホップを融合させた楽曲。マイナー調のトラックの上で、あくまでもぶっきらぼうにフロウするZEEBRAと高速ディージェイを繰り出すFIRE BALLによる、ギャップと組み合わせの妙が楽しめる。
06GOLDEN MIC (REMIX) (feat.KASHI DA HANDSOME、AI、童子-T、般若)
KASHI DA HANDSOME、AI、童子-T、般若を客演に迎え、“限られた者のみが許される”という真のヒップホッパーを自負する者たちのマイクリレー。タフな男性陣に囲まれても動じない紅一点のAIが、高いスキルのフロウを決めている。
07Street Dreams
ひたすら夢へ向かって突っ走ってきた自身の人生を熱く語りながら、仲間たちへ想いを馳せるメッセージ・ソング。アッパーなトラックに乗って、“誇り高き日本人よ、胸を張れ”と思いの丈を一気に歌いつくすスタイルが潔い。
08Wildin'
09Oh Yeah
中近東やアラビアンといった雰囲気を醸し出すストリングスのループが特色の無国籍風アップ。民族的なバウンス・トラックが得意のトラックメイカー、タイプライター制作による、ZEEBRAのクールなフロウが映えるスリリングなパーティ・チューンだ。
10Escape (feat.Full Of Harmoney)
Full Of Harmonyをフィーチャーした、アーバンなブラコンとしても完成度が高いミディアムR&B。F.O.Hのスムースなハーモニーに感化されたのか、ZEEBRAのフロウもセクシーなグルーヴを醸し出している。
11Let's Get It Started (feat.Swizz Beatz)
スウィズ・ビーツをプロデュースと客演に迎えた、US仕様のパーティ・チューン。パーカッションとホイッスルを多用した暴れながら練り歩くようなホットなサウンドに乗せて、ZEEBRAがゴキゲンにフロウをカマしている。
12Do What U Gotta Do (feat.AI、安室奈美恵&Mummy-D)
13Top Of The World
14Stop Playin' A Wall
15My People (feat.加藤ミリヤ)
16Not Your Boyfriend (feat.JESSE (RIZE))
17Shinin' Like A Diamond (feat.Sphere of Influence&May J.)
18Last Song
19Bushido
ゲームソフト「龍が如く 見参!」オープニング・テーマ&CM曲。合戦を想起させる高揚感あるサウンドや武士の魂である刀の効果音とヒップホッパーの魂である言霊(=フロウ)とを掛け合わせた、研ぎ澄まされた世界観に酔いしれることができる。
[Disc 3]
01証言 (LAMP EYE featuring RINO、YOU THE ROCK★、G.K.MARYAN、ZEEBRA、TWIGY、GAMA、DEV-LARGE)
RINO、YOU THE ROCK★、G.K.MARYAN、ZEEBRA、TWIGY、GAMA、DEV-LARGEの7人が次々と現状のシーンについて“証言”するマイクリレー。シリアスでダークなトラックを手掛けたのはDJ YAS。
02今すぐ欲しい (Sugar Soul)
“女にも欲しい夜がある”というカミングアウトがインパクトを与えた、初期Sugar Soulのナンバー。ZEEBRAのいつもとは違った妖しげなねっとりとしたフロウが、エロティック加減を増幅させている。
03Siva 1999 (sugar soul、ZEEBRA)
のちに「ZEUS 2000」と対をなす、Sugar SoulとZEEBRAとのコラボ・チューン。“ガンガン行くぜ”と疾走するライムとビートを包むような、Sugar SoulのAIKOの妖艶なヴォーカルが耳を引く。
04DANCEHALL CHECKER (LONG MIX) (feat.PUSHIM、BOY-KEN、ZEEBRA、YOU THE ROCK★、TWIGY、SUGAR SOUL、SHIBA-YANKEE、DEV LARGE、RINO)
PUSHIMやBOY-KENなどレゲエ畑のアーティストを迎えた総勢9組で放つ、「Parteechecka」のダンスホール版。リリックやビートもダンスホール仕様だが、レゲエだからといって決して緩いムードにさせないところが肝。
05CHANCE (UNITED NATIONS feat.ZEEBRA)
DJ YUTAKA制作によるUNITED NATIONSのナンバー。“二度目のチャンスがなければ失敗だ”とカマす成功者の曲にも思えるが、実は“待ってるだけじゃダメだ”と戒めるメッセージ・ソングだ。
06MASTERMIND (DJ HASEBE feat.ZEEBRA&MUMMY-D)
JB風のシャウトとホーンを組み込んだ、DJ HASEBEによるファンキー・アップ。ホットなMUMMY-Dとハード・エッジなZEEBRAという対照的な両者のフロウが疾走するさまは、まさに爽快だ。
0724/7 (club mix) (DREAMS COME TRUE featuring ZEEBRA)
ドリカムとZEEBRAという意外なコラボが実現したナンバー。詞における恋愛のシチュエーションやテリトリーが異なると思える両者だが、“わたし持ってっちゃって!”という求める気持ちが炸裂するこの曲では、思った以上の相性のよさが感じられる。
08NO PAIN NO GAIN (DJ PMX feat.MACCHO&ZEEBRA)
MACCHOとZEEBRAをフィーチャーしたDJ PMX制作曲。横浜と城南を代表する“湾岸ライン”の二人のMCが、“俺にはコレしかねぇ”とライムの腕を磨き上げてのし上がっていく決意を表明する内容だ。
09GOOD LIFE (SUITE CHIC feat.FIRSTKLAS)
安室奈美恵をヴォーカルに据えたスペシャル・プロジェクト、SUITE CHICにZEEBRAが属するFIRSTKLASが客演。一夜の恋模様をクールに歌ったクラブ・ユースのスムースR&Bで、安室の“HIP-POP”路線への変更を決定付けた曲だ。
10Girlfriends (HI-D feat.ZEEBRA)
ZEEBRAと今井了介のユニット、FIRSTKLAS制作のHI-Dのデビュー・マキシ・タイトル曲。きらめきと清涼感が魅力の甘いヴォーカルにフィットするライトなアッパー・バウンスで、ZEEBRAは存在感を出しながらもしっかりと脇役に回っている。
11World Is Yours (DABO feat.ZEEBRA)
“フダツキー”ことDABOとZEEBRAが若者たちへ送る、未来へのエール・ソング。限りない可能性を信じて前へ進めとDABOが語れば、俺だって不安や苦悩を持っているんだとZEEBRAが告白。制作はJHETT a.k.a. YAKKO。
12未確認飛行物体接近中 (急接近Mix) (キングギドラ)
95年発表の『空からの力』のオープナーとなった、キングギドラのナンバー。タイトルを表わすような怪しげなトラックの上で、若々しいK DUB SHINEと粗削りなZEEBRAが日本のB-BOYへ向けてメッセージを発信している。
13行方不明 (キングギドラ)
キングギドラの記念すべき1stアルバムに収録されたナンバー。ZEEBRAとK DUB SHINEがそれぞれのヒップホップの出会いからリアル・ラッパーとして生きる現在までを語っている。音楽シーンに変革をもたらした、日本語ヒップホップの傑作。
14911 (Original Version) (キングギドラ)
アメリカ同時多発テロに対するキングギドラ的な視点からの見解を示した社会派トラック。リック・ジェイムス「ラヴ・イン・ザ・ナイト」を敷いたシリアスなメッセージで、ラストの“今夜もブッシュはベッドで眠る”は名フレーズとなった。
15Inner City Groove (Original Version) (T.O.P.RANKAZ)
ZEEBRA、UZIらのユニット、T.O.P. RANKAZの楽曲。マーヴィン・ゲイ「インナー・シティ・ブルース」を模したタイトルだが、こちらはダイアナ・キング「シャイ・ガイ」の一節も飛び出す、ボトムの効いたクールなファンキー・トラックだ。
[1](15)[3](12)(13)(14)(15)ボーナストラック
仕様
デジパック仕様
タイアップ
  • 「Perfect Queen」 - dwango「40メロミックス」
  • 「Stop Playin' A Wall」 - TBS「アイ・チテル」エンディングテーマ
  • 「Stop Playin' A Wall」 - 日本テレビ「シュガーヒルストリート」エンディングテーマ
  • 「STREET DREAMS」 - フジテレビ「69★TRIBE」エンディングテーマ
  • 「SUPATECH(What’s My Name?)」 - dwango「40メロミックス」
  • 「Top Of The World」 - 国際バスケットボール連盟(FIBA)「バスケットボール世界選手権」TV-CMソング
アーティスト
  • Zeebra
    1971年4月2日生まれ、東京都出身の日本のヒップホップMC/DJ/プロデューサー。95年デビューのヒップホップ・ユニット、キングギドラ(KGDR)でシーンに旋風を巻き起こし、日本語ラップを新たな次元へ引き上げた立役者として知られる。97年……
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