ミニ・レビュー
2005年5月の解散を機に発表されたベスト・アルバムの、こちらは2001~2004年に発表された音源をコンパイルしたもの。イメージとして叙情を追求してきた感があったのだが、瑞々しい憂いはもちろん、ポップな要素もあり、実は器が大きかったことが確認できる。
ガイドコメント
97年のデビュー作から、2004年の「everlove」までの8年間の足跡をたどるシングル集。根強いファンと柔軟な音楽性で長きにわたって人気を保ち続けてきた彼らの集大成。一貫した個性とバンドの結束力が彼らの強み。
収録曲
01hal (ハル)
「雪が溶ける頃にあなたはいない」と歌う詞はとても切ないが、ポップでキャッチーなメロディが耳によく馴染む。「hal」というタイトルが、彼女のいない季節でもあり、恋人の名前にも感じられて、胸が締めつけられる。
02JET hyp!
よりポップに、というアプローチが強い時期の作品。リリースされた春の季節にぴったりな、青空の下、駆け出したくなるようなパンキッシュ・ポップ・ロック。石月のヴォーカルも伸び伸びとし、格段に表現力が増した。
03ゆらぎ
04ダウンコード
05スプートニク-旅人たち-
06LOVE MONSTER
07ドラキラ
08BLUE ROSE
09夢じゃない世界。
10moonlight
11月の魔法
12鴉 (KARASU)
13everlove