ミニ・レビュー
最近発売されたバロック・アルバムといい、シューマンといい、イギリス組曲といいその充実ぶりには瞠目すべきものがある。ちなみに(10)〜(14)を含むバロック・アルバムは英国音楽誌の器楽部門優秀CDに選ばれた。どうせならオリジナル盤を買ったら……。
ガイドコメント
98年4月の7年ぶりの来日を記念してのベスト盤(日本独自企画)。評価を確立したモーツァルトから、近年レパートリーに入れたスカルラッティやヘンデルまで、彼の芸術の変遷を辿れる。
収録曲
01プレリュード、コラールとフーガ〜プレリュード (フランク)
02スペイン狂詩曲 (リスト)
03ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467〜第2楽章 (モーツァルト)
04ラプソディ ロ短調op.79-1 (ブラームス)
05ピアノ・ソナタ第8番イ短調K.310〜第1楽章 (モーツァルト)
06ピアノ・ソナタ第2番イ長調op.2-2〜第4楽章 (ベートーヴェン)
07バラード第3番変イ長調op.47 (ショパン)
08エチュード ホ長調op.10-3「別れの曲」 (ショパン)
09マズルカ第13番イ短調op.17-4 (ショパン)
10クラヴィーア組曲第5番ホ長調HWV430〜第4曲 調子のよい鍛冶屋 (ヘンデル)
11ソナタ ロ短調K.27 (D.スカルラッティ)