ミニ・レビュー
いい曲ばっかり。87年から93年、ワーナー時代のシングル20曲を2枚のCDに収めた。ジャケット内の写真が渋すぎるのが難点だが、この時代にこれだけの耐久性と可憐さと遊び心を持ちながら切なくもある曲を歌い続けられた女性は稀有、と再認識せよ。
ガイドコメント
ワーナー時代のモリタカ・ベストがついに登場。歌詞に注意して聴いてみると、日常に根差したユニークな視点は、まさに彼女の専売特許なのだと実感できることでしょう。カラオケ用にも最適。
収録曲
[Disc 1]
01NEW SEASON
02オーバーヒート・ナイト
03GET SMILE
04ザ・ミーハー (スペシャル・ミーハー・ミックス)
05ALONE
06ザ・ストレス (ストレス中近東ヴァージョン)
0717才
ご存知、南沙織のデビュー曲として知られる名曲で、作曲はご存知筒美京平。 数多くのアイドルが歌っているが、森高千里は大胆なディスコ・アレンジでカヴァー。この曲の新たな歌い手として記憶される栄誉を得た。
08だいて (ラスベガス・ヴァージョン)
09道
10青春
[Disc 2]
01臭いものにはフタをしろ!!
02雨
90年代を代表するナチュラル・ビューティー森高千里が、作詞家としての才能を開花させた初期の傑作。ゆったりとした切ないメロディに、静かに降る雨の情景が豊かに綴られている。
03勉強の歌
04八月の恋
05ファイト!!
06コンサートの夜
07私がオバさんになっても (シングル・ヴァージョン)
強烈なインパクトを持つタイトルからして独特の言語感覚が冴えわたる、森高千里の天才的作詞センスが爆発した記念碑的名作。やたら完成度の高いキャッチーなメロディも秀逸!
08渡良瀬橋
確信犯的なアイドルから、本当にいい歌を歌うシンガーに変貌した森高千里。その転換期となった時期の記念碑的作品。60年代風のアナログ感漂う録音も秀逸で、この切ない歌詞で故郷に帰りたくなった人多し。
09私の夏
失恋の悲しみを沖縄の海にでも行ってぶっとばしちゃえ! そんな何てことのない日常的なテーマを、自然体な存在感で名曲にしてしまう森高千里の作家としての力量が如実に表われている。
10ハエ男 (シングル・ヴァージョン)