ミニ・レビュー
ブルッフのヴァイオリン協奏曲をメインに、クライスラーやハイフェッツによる編曲ものを配置するレイ・チェンのデッカ・デビュー・アルバム。抜群のテクニックとエンタテインメント性あふれる表現で鮮やかに演奏されるヴァイオリン。それは巨匠たちが活躍した黄金時代へのオマージュだろう。
ガイドコメント
レイ・チェンのデッカ・デビュー・アルバム。ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番のほか、クライスラーとハイフェッツという2大巨匠の手による小品、ベルリン・フィルの若手奏者と結成した弦楽四重奏団、メイド・イン・ベルリンによるアレンジ作品を収録。
収録曲
01ア・ニュー・サティースファクション (「ジムノペディ第1番」から)〜弦楽四重奏のために (サティ/コンツ編)
02シンコペーション (クライスラー)
03エストレリータ (小さな星) (ポンセ/ハイフェッツ編)
04ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調op.26 (ブルッフ)
05月の光 (ドビュッシー/コンツ編)
06美しきロスマリン (クライスラー)
07サマータイム (ガーシュウィン/ハイフェッツ編)
08ロータス・ランド (スコット/クライスラー編)
09ワルツィング・マチルダ (オーストラリア民謡) (コンツ編)
演奏
レイ・チェン(VN) (1)(5)(9)メイド・イン・ベルリン(弦楽四重奏団)(レイ・チェン,ノア・ベンディックス=バルグリー(VN) アミハイ・グロス(VA) シュテファン・コンツ(VC)) (2)(3)(6)〜(8)ジュリアン・クェンティン(P) (4)ロベルト・トレヴィーノ指揮 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
録音
(1)〜(3)(5)〜(9)2017.11 (4)2017.8