ミニ・レビュー
500年以上も続くケンブリッジ・キングズ・カレッジ。その礼拝堂付属の合唱団のレパートリーを集めたコレクションは、アレグリの「ミゼレーレ」からタヴナーの「アテネの歌」まで多彩なもの。実際に教会の中にいるような音響の再現も聴きものだ。
ガイドコメント
「ミゼレーレ」(9声)の楽譜は、作曲されて以来100年以上門外不出だった。それを少年モーツァルトが2度聴いただけで譜面に書き起こしたという逸話が知られている。その他、先日の故ダイアナ妃の葬儀で歌われた「アテナの歌」などを収録。
収録曲
01わたしはうれしかった (バリー)
02アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618 (モーツァルト)
03ミゼレーレ (アレグリ)
04祭司ツァドク (ヘンデル)
05カンタータ第147番「心と口と行いと命もて」〜主よ人の望みの喜びよ (J.S.バッハ)
06鳩の翼があれば (メンデルスゾーン)
07ラシーヌ讃歌op.11 (フォーレ)
08天使のパン (フランク)
09トッカータ (ヴィドール)
10主に向かって喜べ (ウォルトン)
11聖母讃歌 (ブリテン)
12神よわが頭に (デイヴィス)
13主よ今こそあなたは (バーゴン)
14アテナの歌 (タヴナー)
演奏
スティーヴン・クレオベリー指揮 ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団(1)(2)(4)〜(8)(10)ジェイムズ・ヴィヴィアン(1)(4)(5)ロバート・クイニー(OG)