ミニ・レビュー
新録音の2曲を加え、タリス・スコラーズが歌ったルネサンスの作曲家5人による「エレミアの哀歌」を集めた逸品。彼らの完全無欠なアンサンブルによる明晰な音の響きがあってこそはじめてこれらの曲が内包する宗教的悲痛さが我々の胸に迫って来るのだ。★
ガイドコメント
16世紀ローマ・カトリックの礼拝のしきたりによるセンテンスをもつ6種類の哀歌を収録。今年で25周年を迎えるタリス・スコラーズの明晰な歌唱とすっきりとした響きで聴く宗教音楽の世界。
収録曲
01エレミアの哀歌1 (フェラボスコ)
02エレミアの哀歌1 (タリス)
03エレミアの哀歌2 (タリス)
04エレミアの哀歌 (ブリュメル)
05エレミアの哀歌 (5声) (R.ホワイト)
06第3レクツィオ (聖土曜日のためのエレミアの哀歌) (パレストリーナ)
録音
(2)(3)88.8 (4)88.11 (5)90.5 (1)(6)97.7