ミニ・レビュー
レオ10世とは、偉大な画家たちのパトロンだったロレンツォ・ディ・メディチの次男ジョヴァンニのことで、こちらは音楽のパトロンとなった。宗教音楽から世俗音楽まで、レオ(イタリア語で獅子の意)10世が親しんだ音楽が並んでいる。ラ・モルラが繊細で品のいい演奏を聴かせてくれている。
収録曲
01リルム・ビリリルム (マントヴァのロッシーノ)
02ロスティボッリ・ジョイオーゾ (ダ・ピアチェンツァ)
03幸せにお生きなさい (ブリュイエ)
04リチェルカール (Ness#4) (ダ・ミラノ)
05わたしの悲しき絶望について (リシャフォール/ダ・ミラノ編)
06「わたしの悲しき絶望について」によるファンタジア (ダ・ミラノ)
07彼女はどうするだろうか、何というだろう (ぺセンティ)
08わたしは、いかなる希望もあなた以外に (作曲者不詳/伝レオ10世)
09驚きとともに天を仰いだことがないなら (作曲者不詳)
10道ゆく者たちよ、みな聞きたまえ (ピサーノ)
11そこでわたしは見た、天が裂け (クラーン)
12イェルサレムよ、向き直りなさい (カルパントラス)
13レチェルカーダ (カヴァッツォーニ)
14ある日、その朝 (カヴァッツォーニ編)
15望みなき運命 (作曲者不詳)
16望みなき運命/聖ペトロよ (イザーク)
17どのように報いればよいのでしょう、獅子なるかた (イザーク)
18それは、何はなくとも (レオ10世)
19あらゆる苦難と絶望を越えて (ムートン)
20リチェルカーレ (Ness#10) (ダ・ミラノ)
21おお、海の導き星よ (カヴァッツォーニ編)
22教皇レオ10世のカノン (レオ10世)
23ごきげんよう、天の皇后 (サルヴェ・レジーナ) (ジョスカン・デ・プレ)
演奏
アンサンブル・ラ・モルラ コリーナ・マルティ(指揮,HC) ミハウ・ゴントコ(指揮,LUTE)