ミニ・レビュー
芝 祐康は古典・現代雅楽の普及で名が知られる人だ。彼のオケ作品は対外的目的意識が高く、たとえば皇室の祝賀曲や晩餐会で流される曲など親しみやすさと格調の高さが共存する。他方、クラシック・バレエと雅楽を融合するという大胆な作品(今回「高天原とよみ」と改名)もあり大変興味深く聴ける。
収録曲
芝祐靖:
01御成婚祝典序曲 (ごせいこんしゅくてんじょきょく)-皇太子殿下美智子妃殿下御成婚祝典序曲
02親愛 (しんあい)-晩餐会入場音楽
03皇室讃頌の音楽 (こうしつさんしょうのおんがく)
04早春-香淳皇后八十賀奉祝曲 (そうしゅん)
05香淳皇后御歌 (こうじゅんこうごうみうた)
06銀婚の賦 (ぎんこんのふ)-皇太子同妃両殿下御結婚満25年奉祝曲
07更衣幻想曲 (ころもがえげんそうきょく)-晩餐会奏楽曲
08慶翔楽 (けいしょうらく)-昭和天皇・香淳皇后御結婚満60年奉祝曲
09太平楽 (たいへいらく)-晩餐会奏楽曲
10高天原 (たかまのはら)とよみ〜1章 天鈿女命乱舞 (あめのうずめのみことらんぶ)
11高天原とよみ〜2章 松明残燈 (たいまつざんとう)
演奏
十束尚宏指揮 オーケストラ・アンサンブル金沢 芝祐靖(龍笛,和琴) (5)小川明子(A) (7)(8)篠崎史子(HP) (9)宮丸直子(鼓) (10)井上麻子(AS) (11)宮田まゆみ(笙)