ミニ・レビュー
堂本剛のソロ・ワーク・プロジェクトによるセカンド・シングル。いささか観念的であるがコシのある力強いフレーズと、アップ・テンポで余裕すら感じられるファンクのリズムが、彼のアーティスト性を巧みに表現。奇抜ではあるが憎めない、オーセンティックな音を鳴らしている。
ガイドコメント
堂本剛のソロ・ワーク・プロジェクト「ENDLICHERI☆ENDLICHERI」のシングル。今作「The Rainbow Star」は、横浜みなとみらいでのライヴのタイトルにもなっている重要作だ。
収録曲
01The Rainbow Star
日本テレビ系『音楽戦士 MUSIC FIGHTER』オープニング・テーマ。冒頭の勇ましいホーン・アレンジからたたみかけるようなコーラス隊に胸躍る、エネルギッシュなスカ風ロック。地に足のついた堂本剛のヴォーカルがさらに心を高揚させるナンバーだ。
02いきてゆくことが
金管楽器の鋭角的なメロディやノイジーな効果音といった前衛的なアレンジのベースとフルートののどかなメロディが、アンバランスな均衡を保っている不可思議な楽曲。堂本剛が描くポエティックな世界を巧く表現している。
03あなたが何処で今宵誰の腕の強さ想うか
哲学的かつ前衛的な堂本の詞を押し出すような、まっすぐに響くホーン・セクションが、グッと心をとらえる風変わりなクリスマス・ソング。すべてにおいて実験的なアレンジを施しているが、嫌味なく聴かせるその楽曲センスには圧倒されるものがある。