ザ・ストーン・ローゼズ [再発]

はてなブックマークに追加
ザ・ストーン・ローゼズ [再発]
CD
収録曲
01I WANNA BE ADORED
「憧れられたい」と、己の願望を包み隠さず表明した歌詞が印象的。その素直すぎる物言いが、甘美なメロディ、しなやかなグルーヴと有機的に合致した名曲だ。彼らの巧拙を超越したバンド・サウンドによる魔法の賜物といえる。全英20位を記録。
02SHE BANGS THE DRUMS
1960年代メロディと80年代グルーヴを組み合わせた革新的ギター・ポップ・ナンバー。89年に登場したこの斬新な作風も、90年代以降にはすっかり定型化。が、ほどよいスピード感ときらめくような清涼感は今なお新鮮だ。
03WATERFLL
ジャングリーだったりドラッギーだったり、まるで年代ごとに異なるバーズの音楽性をひとまとめにしたようなギター・ポップ・ナンバー。“滝”つながりだろうか、ベース・ラインにはポール・マッカートニーの面影がやや感じられる。
04DON'T STOP
「ウォーターフォール」のバック・トラックを逆回転させたサイケデリックなトラックに、新たなヴォーカルを被せた実験的ナンバー。逆回転トラックを聴きながら作った歌詞は“こんな風に歌っていそうだ”と想像して作成したそう。
05BYE BYE BADMAN
持ち前のグルーヴはそのままに、複数の流麗なギター・フレーズを駆使した甘酸っぱくダンサブルなサウンドが展開される清廉なカントリー・ロック・ナンバー。穏やかな曲調とは裏腹に、歌詞には権力者への反抗がほのめかされている。
06ELEPHANT STONE
ロックとダンスを一体化した甘美なメロディや忘我のリズムなど、彼らの革新性が集約された鮮やかな1曲だ。ジョンのキレ味たっぷりのギター・カッティングが、太く跳ね回るリズム隊とともに楽曲をぐいぐいと牽引する。
07ELIZABETH MY DEAR
サイモン&ガーファンクルの編曲版が有名な英国トラッド「スカボロー・フェア」。そのメロディに酷似したフォーク・ナンバー。1分に満たない短さのなか、アナーキーな英国王室批判がしんみりと展開される。
08(SONG FOR MY) SUGAR SPUN SISTER
1960年代ポップスを思い起こさせるキュートなメロディに、簡素ながらも印象的なベース・ラインがグルーヴを同行させるバラード。発表当初の邦題「綿菓子みたいな女の子」そのままの、ふわふわとしたサウンドが展開されている。
09MADE OF STONE
“画家”ジョン・スクワイアの作風に大きな影響を与えた異能画家、ジャクソン・ポロックの事故死を歌った曲。往年のマージー・ビートを思わせる哀愁漂うメロディで、とくにサビはしばらく脳裏から離れないほどフックが強力だ。
10SHOOT YOU DOWN
テンポを落とし、ゆったりとした雰囲気で展開されるナンバー。楽曲の薄い存在感にマイナー調のメロディが拍車をかけるが、気楽さを漂わせたバンド・サウンドはなかなかに魅力的。黙々と刻まれるドラミングに、意外な味わい深さがある。
11THIS IS THE ONE
なかなかサビまで到達せず、じわじわともったいつけながらテンションを上昇させてみせるナンバー。焦らした分だけサビでの解放感も増量するドラマティックな曲構成の芸風は、オアシスら以降のバンドへと継承された。
12I AM THE RESURRECTION
前半は、ドラム、ベース、ギターが思い思いに跳ね飛ぶ、コーラスのまばゆいリリカルなギター・ポップ。3分台後半からはジャム・セッションへと場面転換。バンドの太いグルーヴが一気に放出する怒涛のプレイが展開される。
13FOOLS GOLD
ファンカデリックの影響が色濃いファンク・ナンバー。ジェイムス・ブラウン「ファンキー・ドラマー」を引用したセンスがRUN D.M.C.を驚かせ、後にサンプリング使用までさせた、ローゼズのジャンルレスな魅力の象徴ともいえる1曲だ。
アーティスト
  • ザ・ストーン・ローゼズ
    英マンチェスター出身のロック・バンド。1983年にイアン・ブラウン、ジョン・スクワイアによって結成。メンバーチェンジを経て、89年に『ザ・ストーン・ローゼズ』でアルバム・デビュー。60年代風のポップなメロディとハウスのノリをミックスしたサウ……
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 中国のプログレッシヴ・メタル・バンド 精神幻象(Mentism)、日本デビュー盤[インタビュー] シネマティックな115分のマインドトリップ 井出靖のリミックス・アルバム
[インタビュー] 人気ピアノYouTuberふたりによる ピアノ女子対談! 朝香智子×kiki ピアノ[インタビュー] ジャック・アントノフ   テイラー・スウィフト、サブリナ・カーペンターらを手がける人気プロデューサーに訊く
[インタビュー] 松井秀太郎  トランペットで歌うニューヨーク録音のアルバムが完成! 2025年にはホール・ツアーも[インタビュー] 90年代愛がとまらない! 平成リバイバルアーティストTnaka×短冊CD専門DJディスク百合おん
[インタビュー] ろう者の両親と、コーダの一人息子— 呉美保監督×吉沢亮のタッグによる “普遍的な家族の物語”[インタビュー] 田中彩子  デビュー10周年を迎え「これまでの私のベスト」な選曲のリサイタルを開催
[インタビュー] 宮本笑里  “ヴァイオリンで愛を奏でる”11年ぶりのベスト・アルバムを発表[インタビュー] YOYOKA    世界が注目する14歳のドラマーが語る、アメリカでの音楽活動と「Layfic Tone®」のヘッドフォン
[インタビュー] 松尾清憲 ソロ・デビュー40周年 めくるめくポップ・ワールド全開の新作[インタビュー] AATA  過去と現在の自分を全肯定してあげたい 10年間の集大成となる自信の一枚が完成
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015