ミニ・レビュー
アサド兄弟の名作「夏の庭」からの抜粋に始まる初のデュオ・アルバム。テーマは“夏”。高いテクニックに支えられたアグレッシヴなアンサンブルが爽快だ。中盤以降の新井によるアレンジも力作ぞろい。演奏効果抜群の「島唄」、自由なリアレンジを施した武満作品など、聴きどころ多い一枚。★
ガイドコメント
日本ギター界の中枢を支える新井伴典と新進気鋭のギタリスト、松田弦とのデュオによる魅力的なアルバム。S.アサドの組曲「夏の庭」や武満徹「翼」ほか、夏をテーマにしたさまざまな楽曲が二人の息の合った演奏で聴ける。
収録曲
01組曲「夏の庭」〜オープニング (S.アサド)
02組曲「夏の庭」〜夏の庭 (S.アサド)
03組曲「夏の庭」〜ワルツ風に (S.アサド/新井伴典編)
04組曲「夏の庭」〜スイカ (S.アサド)
05組曲「夏の庭」〜さようなら (S.アサド)
06家族 (佐藤直紀/新井伴典編)
07組曲「夏の庭」〜友だち (S.アサド)
08ふるさと (岡野貞一/佐々木忠編)〜童神 (佐原一哉/新井伴典編)〜フィナーレ
09ヒロシマという名の少年 (武満徹)
10翼 (武満徹/新井伴典編)
11翼をください (村井邦彦/新井伴典編)
12Summer (久石譲/新井伴典編)
13夏の花 (不良少年) (武満徹/新井伴典編)
14島唄 (宮沢和史/新井伴典編)
15島へ (武満徹/新井伴典編)
16組曲「夏の庭」〜招待 (S.アサド)