ミニ・レビュー
鬼束ちひろとしては初のベスト・アルバム。デビュー曲の「月光」(2000年)から「眩暈」「Sign」「私とワルツ」(2003年)まで、全15曲を収録。デジタル・リマスタリングを施し、さらに透明感のあるサウンドになって蘇っている。監修は羽毛田丈史が担当。
ガイドコメント
2002年のデビュー以来、着々とファンを増やしている鬼束ちひろの待望のベスト。ヒット・シングル「月光」「眩暈」ほか収録し、単なるシングル・コレクションではなく、長く愛聴できる作品集。
収録曲
01流星群
02声
03眩暈
04月光
05infection
06We can go
07Fly to me
6thシングル「流星群」のカップリング。マイナー・コードの悲しげなバラード、特にピアノを駆使した曲が多いなか、アコースティック・ギターで重ねられるリズムが、同じバラードでもちょっと軽やかな印象さえ与えてくれる。
08シャイン (album version)
09BACK DOOR (album version)
10King of Solitude
11CROW
しっとりと哀愁漂うバラードを歌う印象の強い鬼束だが、どこかポップで明るい印象すら与えてくれる、でも、やはり美しいバラードだ。2ndアルバム『This Armor』収録。ドラム、エレキ・ギターの響きは力強くすらある。コンサートでも人気の曲。
12茨の海
2002年の2ndアルバム『This Armor』に収められたバラードで映画『群青の夜の羽毛布』の主題歌。ピアノ、ストリングスに加えられた間奏部分のアイリッシュ・ホイッスルが、ケルティックな雰囲気も漂わせている。
13私とワルツを
14call
15Sign