ガイドコメント
2015年9月23日リリースとなる、EXILE TAKAHIROの記念すべき1stソロ・アルバム。これまでの彼の活動のすべてを詰め込んだ、ベスト盤ともいえる一枚になっている。
収録曲
01Love Story
日本テレビ系ドラマ『戦力外捜査官』主題歌にして、サマンサタバサのCMソングとしても話題を呼んだソロ2ndシングル。ギターの音色をアクセントにした爽やかなポップ・チューンで、甘い歌声で二人の未来を歌い上げる。
02GLORIA
ZIGGYが1985年に発表したヒット曲のカヴァー。オリジナルを尊重してシンプルかつストレートなアプローチのバンド・サウンドでまとめているが、TAKAHIROの歌声もあいまって、楽曲のポピュラリティが際立っている。
03Feelings
TAKAHIRO自身がCOZZiとの共作で楽曲を制作、さらにギター演奏でも参加したミディアム・アップ。美しいファルセットを用いたメロディに乗せて、苦難を乗り越えて生きていくための温かで力強いメッセージを伝えている。
04with...
NTTコミュニケーションズのCMソングに起用されたハートウォームなバラード。アコースティック・ギターやストリングスを中心とした温かみのあるサウンドをバックに歌われるのは、大切な人へのまっすぐな想い。遠い未来を見すえた言葉に胸が高鳴る。
05You
作詞・松尾潔×作曲・川口大輔というコンビが手がけるゆったりとしたバラード。主張しすぎないバンド・サウンドが作りだす温かで親密な空気は、君と過ごしてきた日々をひとつひとつ大切に歌い上げるストーリーを、よりいっそう引き立てている。
06抱きしめたい
サマンサタバサのCMソングに起用されたポップ・チューン。サウンドはキラキラとしているが、ギターを主軸とした生っぽい手触りによって、同時に温かさも獲得。大切な人に優しく語りかけるような、しっとりとしたヴォーカルが見事。
07Loving every moment
パーカッションを取り入れたビートがどこか壮大な雰囲気を醸し出すポップ・チューン。今は近くにいることができなくても、やがて幸せな未来がやってくる。確信と希望に満ちた歌声とメッセージにサウンドが拍車をかけ、前を向く勇気を与えてくれる。
08一千一秒
記念すべきソロとしてのデビュー・シングル。ストリングスを配した儚げなサウンドをバックに歌われるのは、どこか“許されぬ恋”をイメージさせる大人の恋物語。スモーキーな雰囲気をまとわせたヴォーカルも、危うさを増幅させている。
09三角のオーロラ〜青い春〜
あたなが振り返る瞬間、ほんの少しでいいから優しい気持ちでいてほしい……小竹正人の小説『三角のオーロラ』主題歌として発表された切ないラヴ・バラード。若さゆえ傷つけてしまった大切な人との日々を思い返し、今なお続く胸の痛みを吐露する。
10二日月
素朴なアコースティック・ギターの音色と打ち込みのリズムを中心としたナンバー。別れを迎えた淡い恋を、切なさたっぷりに振り返るミディアム・アップで、触れれば壊れしまうような儚い思い出の数々を、傷を負いながらも大切に歌い上げる。
11ずっと
自身が作詞を、原一博が作編曲を手がけた7分弱にもおよぶ長尺のバラード。しっとりとしたサウンドに乗せた切ないラヴ・ソングで、やりきれない思いをが爆発するかのような、エモーショナルに開けるサビのアレンジに心を奪われる。
12約束の空
柔らかなギターのアルペジオを中心としたマシコタツロウ作曲のハートウォーミングなバラード。幼き頃から自分を支えてくれた大切な存在への感謝と尊敬をまっすぐに綴った歌詞が感動的。少ない音数、そして過度に煽らないアレンジも秀逸。
13いつかまた会えたら
「Feelings」と同じくCOZZiとの共作&ギターでも自身が演奏に参加したミディアム・ナンバー。シンプルなサウンドに穏やかかつ伸びやかなメロディを乗せ、TAKAHIROの声の魅力と表現力をダイレクトに味わうことができる。