ミニ・レビュー
発声を切り替えて、クラシックとポップスを自在に行き来することのできる数少ない歌い手であるワトソン。ここでは、彼の変幻自在な声色と千変万化する音楽の表情がたっぷりと味わえる。声帯ポリープの手術以後、さらに表現力が大きくなった彼の今後にも期待したい。
ガイドコメント
イギリスのクロスオーヴァー・ヴォーカリスト、ラッセル・ワトソン来日記念で編まれたベスト盤。クラシックからポピュラーまで、既発のアルバムからと新録音も3曲収録した、ファンにはうれしいアルバムだ。
収録曲
01ネッラ・ファンタジア
02カルーソー
03ヴォラーレ
04プレイヤー (duet with ルル)
05グラディアトーレ (映画「グラディエーター」から)
06ユー・レイズ・ミー・アップ
07ミゼレーレ
08フニクリ・フニクラ
09オ・ソレ・ミオ
10歌劇「ナブッコ」〜行け、わが思いよ、黄金の翼にのって (ヴェルディ)
11ユー・アー・ソー・ビューティフル
12アモーレ・ムジカ
13マジーア・サラ (まるで魔法)
14アイ・ビリーヴ
15歌劇「トゥーランドット」〜誰も寝てはならぬ (プッチーニ)
16バルセロナ (duet with ショーン・ライダー)
17アイ・ハヴ・ナッシング
18好きにならずにいられない
19すべて僕のために
20オール・オア・ナッシング
演奏
ラッセル・ワトソン(VO) (1)(3)(5)〜(19)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 (2)(4)(20)ロンドン・セッション・オーケストラ (1)(5)(10)メトロ・ヴォイセズ (15)セント・キャサリンズ室内合唱団 ニック・イングマン,ニコラス・ドッド,ウィリアム・ヘイワード,サイモン・ヘイル,マッド・ダンカリー,ギャヴィン・ライト指揮